「ｉｍｏｔａｋｏ」夏・秋号
本紙掲載日：2022-10-17
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今年度初発行、岡富中の地域限定情報誌−延岡
地域についての学びを中学生の視点から発信する延岡市立岡富中学校（三樹浩二校長、３３２人）の地域限定情報誌「ｉｍｏｔａｋｏ」の今年度初めてとなる「夏・秋号」が先月、完成した＝写真＝。校区内の店舗や病院等で合わせて２千部を配布している。
地域の良さや課題を発見、発信することで「ふるさとへの思い」を持ち、主体的な学びから達成感を得てもらおうと、昨年から始めた取り組み。昨年度は９月に創刊以降、３回発行し、２年目の今年度も３回の発行を目指している。
今年度からは、昨年のように地域を区切ることなく、校区内全てを対象に生徒からネタを募集。文化委員会を中心に構成された編集委員が１学期に取材の交渉、取材、記事作成を行い、Ａ４サイズ全８ページに、６本の記事を掲載した。
今回は、「お城が無くても名城百選？」という素朴な疑問をもとに取材しまとめた記事や、昔の写真を紹介しながらなぜ店がこの場所にあるのか、どんな役割をしていたのかに迫る記事などさまざま。取材した生徒の視点や気付きをそのまま生かし、１冊の情報誌に仕上げた。
担当の佐保博光教諭によると、生徒が考え、主体的に動くため、取材交渉から記事作成まで、教員が関わることはほとんどなかったという。今後も年内に冬号、卒業式までに春号の発行を目指し、活動していく予定。