商店街で笑顔のレース

本紙掲載日：2022-10-12

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朱晴ちゃんら優勝－第５回山下こだいっちゃんカップ

　アーケード街をペダルなしの子ども用自転車で駆け抜ける「第５回山下こだいっちゃんカップ」が９日、延岡市山下町の山下新天街であった。県内外から２～６歳の未就学児３８人が参加。家族らの温かな応援を背にゴールを目指した。

　主催はＮＰＯ法人ひむか感動体験ワールド（高橋勝栄理事長）。ペダルなしの子ども用自転車「ランニングバイク」の普及や同商店街の活性化を目的に、２０１８年から毎年開いている。

　全長３３０メートルのアーケード下がレース会場になり、２歳クラスは直線コースの５０メートルで、３歳以上のクラスは同コースに加え、のびっこ広場内に設けられたカーブコースを回ってスタート地点まで戻る１００メートルで競った。

　１回戦は上位２人が、敗者復活戦は１位の子どもが決勝に進出できるルールで、応援に駆け付けた保護者もゴール付近で子どもを応援したり、伴走したりと懸命。トップを走っていた子どもが家族の方に方向転換してしまい逆転を許したり、気持ちが焦って転倒したり、途中でレースを辞めたりと、子どもだからこその最後まで何が起こるか分からない戦いが繰り広げられ、笑顔や笑い声が絶えない時間になった。

　レースには、共催者である今山大師のイメージキャラクター「こだいっちゃん」も訪れ、記念撮影に応じてイベントを盛り上げた。５、６歳クラスで優勝した同市野田の甲斐行織（いおり）ちゃん（５）は「１位になれるように頑張った。うれしかった」と喜んでいた。

　部門別の入賞者は次の通り（敬称略）

【２歳クラス】①中田朱晴（すばる）②岩本和子（わこ）③長友丈
【３歳クラス】①池村奏汰（かなた）②鹿田恵佑③片伯部瑛太
【４歳クラス】①長友大②芦谷幸樹③黒田悠陽（はるひ）
【５、６歳クラス】①甲斐行織②長友良太③新井奏翔（かなと）