全国から支援物資
本紙掲載日：2022-10-10
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ロハス宮崎たすけあい−無料で配布
台風１４号の被災者を対象にした無料物資配布会が８日、延岡市岡元町のドライブイン八七八であった。会場には全国から寄せられた布団や電化製品、家具、衣料品、食料品などが並び、訪れた人たちからは感謝の言葉が聞かれた。
配布会を行ったのは、３年前の竜巻で甚大な被害を受けた同市夏田町の夏田山扇森稲荷神社で数カ月にわたり、復旧作業を手伝った「ロハス南阿蘇たすけあい」を中心とした「ロハス宮崎たすけあい」。２年前に熊本県南部を襲った豪雨の際は、延岡市から食料や日用品などの支援物資を届けるなど、その後も交流が続いていた。
今回の災害後、団体は同市北方町を中心に被災直後から復旧作業を続けていた。多くの世帯が浸水被害などを受けている現状を目にして企画。これまで集めてきた物資や、呼び掛けに応じて寄せられた物資を並べた。
会場には、開始時刻前から被害を受けた人が訪れ、ボランティアに手伝ってもらいながら必要な物をそろえた。床上浸水したという同市上三輪町の７０代女性は、「新聞を見て配布会を知った。支援を受けることができたのは初めて。本当に助かります」と話していた。
かき氷や豚汁の振る舞いもあり、支援者が、被災者の不安や悩みに寄り添う姿も見られた。
団体は２回目以降の配布も予定。急な冷え込みでストーブ等を求める人も多くなっているという。コンパネ、暖房機器、炊飯器、布団セット、洗濯機、畳、米などの寄付も呼び掛けている。