本紙掲載日:2022-07-25
(7面)

いざ、全国大会へ

こども落語家、生き生きと−県代表6人決まる

 日向市で3年ぶりに開かれる第12回こども落語全国大会を前に、門川町の町総合文化会館で17日、県予選が開かれ、県代表6人が決まった。同大会実行委員会(黒木繁人本部長、那須久司実行委員長)主催。

 県予選には、県内でけいこに励むこども落語家10人が出場。小学生の部と中学生・高校生の部に分かれて高座に上がり、大人顔負けの語りやしぐさで、さまざまな演目の登場人物を生き生きと演じた。

 プロ落語家の三遊亭遊喜さん、春風亭昇吾さんらが審査員を務め「堂々としていた」「よく練習していると感じた」「人物描写が見事だった」「独特のオーラが出ていた」などと講評した。

 どの出場者も日ごろの成果を精いっぱい発揮し、難航した審査の結果、6人(各部3人)が県代表に選ばれた。

 若林(わさべし)亭はや=本名・椎葉隼翔=さん(不土野小4年)は「すごく練習してきたのでうれしい。もっと笑顔で演じられるように頑張りたい」。

 ひむか亭メロン=本名・田島幸輝=さん(日向工業高3年)は「全国大会までにもっと表現力を上げたい。出場できない仲間の力ももらって、優勝を目指したい」と意気込む。

 全国大会に出場する県代表6人は次の通り。

【小学生の部】ひむか亭りゅう、若林亭はや、くじら亭ねずこ
【中学生・高校生の部】柱小大黒、ひむか亭メロン、若林亭みい

◆日向市で30、31日

 こども落語家日本一を決める第12回こども落語全国大会は30、31日、3年ぶりに日向市の市文化交流センターで開かれる。誰でも無料で鑑賞できる。

 県代表6人を含む32人(小学生の部9人、中学生・高校生の部23人)が出場予定。30日午後1時から予選、31日午前11時から決勝を行う。

 プロ落語家の桂歌春さん(同市出身、同大会会長)、桂文太さんらが審査員を務める。

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