本紙掲載日:2022-07-06
(9面)

「県北11校の主力紹介」(3)

(左から)上杉、畑中、中田、矢野、甲斐
(左から)俵迫、林、青柳

第104回全国高校野球選手権宮崎大会

◆門川−一丸の目標は「甲子園」

 優勝校に中盤まで善戦した昨夏を終え、掲げた目標は「甲子園」。主将の矢野は「『自分たちから』がモットー。ピンチでは励まし、好機では打者の背中を押すような声掛けをしていく」。一丸で上を目指す。

 戦力の中心は183センチの右腕畑中。140キロ近い速球と、鋭く落ちる変化球を投げ分け、長打力もある。「チームのために投打で引っ張る」と自覚を持つ。

 チームの中心は冨永監督が絶対の信頼を置く主将。1番遊撃手で「最後までキャプテンらしく。ここぞで守り、ここぞで打つ」と全うする覚悟だ。

 2番で中堅手の甲斐は「守備では捕れないような打球を捕って投手を助ける。打撃では先頭が出て、バントやエンドランで広げるのが役割。チャンスでは絶対に一本を出す」と目を輝かす。

 一塁手の上杉は「投手が苦しい場面でチームを助けるプレーと、好機で一本打つ」。左翼手で6番を打つ中田は「場面に応じ、しぶとい打撃をする」と誓う。

 就任5年目冨永監督は「投手を中心にチームの総合力で、どうピンチを防げるか」。そういうチームになってきた。



◆聖心ウルスラ学園−一球に集中、全員で勝ちに

 第3シードとの初戦を突破すれば、一気に視界が広がりそう。小田原監督は「春以降、層が厚く、いい競争が増えてきた。守備の安定感、全体のバランスがよくなってきた」。仕上がりに自信を持って夏を迎える。

 主戦右腕の林藍斗は、内角を突ける制球力と変化球が持ち味。「一球ずつ丁寧に気持ちを込めた投球で、守備からリズムをつくること」と役割を理解している。

 俵迫は県内屈指の強肩捕手。「目標は一丸となって甲子園、投手陣それぞれの持ち味を引き出せるようリードして、勝ちにつなげる」と誓う。

 主将の青柳は2番二塁手として、チームを支える。「相手から嫌がられる打撃、走塁を目指してきた。今大会、一番目立つ選手になる」。

 3人はそれぞれに「保護者は大会、試合のたび、遠くから来てくださったり、サポートをしていただいた。甲子園という結果で恩返しができたら最高」。

 青柳は「個の能力が高く、つながれば爆発的な力がある。声を掛け合い見えないミスを少なくしていくこと。とにかく泥臭く、一球に集中して部員みんなで勝ちに行く」。

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