本紙掲載日:2022-05-23
(6面)

地域の魅力を再認識

29日まで延岡市立図書館で開かれている「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク展」

祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク展

◆29日まで、延岡市立図書館

 延岡市立図書館(工藤靖治館長)は、延岡市本小路の本館で「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク展」を開いている。29日まで。「本を通し、現地に足を運ぶきっかけに」と観覧を勧めている。

 ユネスコエコパークは、自然と人間社会の共生を目的に、1976年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)が開始した事業。豊かな自然と生態系を守りながら、文化、経済、社会の持続可能な発展を目指すモデルとして世界で注目されている。宮崎県と大分県にまたがる祖母・傾・大崩山系は2017年に登録された。

 同展は、県中山間・地域政策課との連携展示。各地で山開きが行われ、登山シーズンを迎えたことから、この時期に企画したという。

 パネルには、ユネスコエコパークの意義や地域との関わり、同山系の自然的特徴、周辺地域に伝わる民俗芸能や文化などがまとめられている。

 同館はパネルの内容に合わせて、登山関係や希少な動植物、民俗芸能に関する本など約130冊を用意。同エコパークをテーマに同課が昨年実施したフォトコンテストの入賞作品も並ぶ。同館の湯川拓未司書は「ユネスコエコパークについて知ってもらい、延岡の魅力についても再確認してもらえれば」と話している。

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