本紙掲載日:2023-08-11
(8面)

北川水系で一斉清掃−東海漁協

草刈りに汗を流す東海漁協の組合員ら(延岡市水尻町)

水辺の除草やごみ収集

 延岡市の東海漁業協同組合(内田裕之組合長)は7月29日、友内川を含む北川水系の河川一斉清掃を実施した。多様な魚介類や植物が生息する管理区間の汽水域を守ろうと、毎年7月恒例の奉仕作業として継続している。

 組合員と流域住民の計約250人が参加し、鹿小路橋下流から河口付近までの各地区に分散。水辺の雑草を鎌や刈り払い機で刈り取り、漂着ごみを拾い集めた。

 この日も午前中から気温が30度を超える厳しい暑さとなり、参加者は大粒の汗を流して作業。漁協が提供する冷たい飲み物を取って休憩しつつ、美しい景観を取り戻していた。

 東海漁協は春から秋にかけてアユ350キロ以上、ウナギ約150キロ、フナ千匹、シジミ1トンを放流するなどして生態環境も保全。7月には「シジミ掘りデー」のイベントも開いて喜ばれた。内田組合長は「今後もさまざまな活動を通して北川と友内川の環境を守っていきたい」と話している。

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