本紙掲載日:2023-05-16
(2面)

41競技1817人−強化指定証を交付

強化指定証を受け取る田口選手

特別国体・国スポ冬季大会へ

 県競技力向上対策本部と県スポーツ協会は11日、宮崎市のひなた武道館で、2023年度の特別国体や国民スポーツ大会冬季大会の強化指定証交付式を行った。41競技1817人の選手とコーチらを指定し、各競技の監督らに指定証を渡した。

 競技種別では、高得点獲得の可能性が高いウエイトリフティングとカヌーを「特技競技」に指定。上位入賞が見込まれる陸上少年男女やサッカー成年男子など8競技10種別を「最重点強化」、柔道成年男子など9競技11種別を「重点強化」、ホッケー少年女子など17競技25種別を「発展強化」に選んだ。

 また、五輪や国体などで特に活躍が期待できるとして、アーチェリーの田口惣一朗選手(延岡星雲高校教諭)やハンドボールの原希美選手(延岡市出身)ら8人を個人強化指定選手に指定した。

 式では、同本部の本部長を務める日隈俊郎副知事が「長期的なビジョンを持ち、計画的に選手を育成、強化してほしい」とあいさつ。指定を受けた各競技の代表者や選手に指定証を交付した。

 この日は、特別国体(10月、鹿児島県)と第78回国民スポーツ大会冬季大会(来年2月、山形県など)の代表選手を決める第43回九州ブロック大会(今月〜8月、大分県)の壮行式も行われた。

 県スポーツ協会の岩元杏奈選手(自転車)と宮崎日大高柔道部の三澤寿栄監督が決意を表明。指定を受け、「日々精進したい」と気持ちを新たにし、ブロック大会では「最後まで諦めず全力でプレーすることを誓う」と述べた。

 個人強化指定選手に選ばれた田口選手は「非常に光栄」と話し、「3年生の副担任としての業務と部活動の指導にしっかり取り組みつつ、自分の練習の時間を確保し、結果で恩返ししたい」と意気込みを語った。

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