普通科定期戦−西階に４年ぶりの大声援

延岡が５―４で３年連続Ｖ

　延岡市内の県立普通科高校が対戦する「第１９回普通科定期戦」は２０日、同市西階球場であった。今回は４年ぶりに通常開催。両校の全校生徒約１２００人が大声援を送り、試合はシーソーゲームとなり延岡が５―４で延岡星雲を破った。延岡は同点だった昨年を含め３年連続の優勝となった。

　スポーツを通じて交流し、団結と愛校心を育む目的で、全校生徒が参加する恒例行事。昨年までは２年続けて、感染対策のため、声援なしでの開催だった。

　開会式で延岡の澁谷好一校長がＷＢＣでも活躍した大谷翔平選手を引き合いに「精いっぱいのプレーが勇気と感動を与える。両校が野球を通して友情を深めてほしい」。延岡の島津晃司郎主将が「制約があった３年間で当たり前の重みを知った。たくさんの協力に感謝し、野球の素晴らしさと母校の誇りを表現したい」と宣誓した。

　延岡星雲・宮��真司校長の始球式でプレーボール。試合は１点を争う好ゲームとなり、星雲が六回、渡邉一翔選手の２点二塁打で３―２と逆転。延岡は追い付いた七回、島津主将の中前２点打で勝ち越し、逃げ切った。