本紙掲載日:2023-02-16
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2023年頭インタビュー(19)−盛武一則延岡観光協会会長

花物語、思いっきり開催

◆失われた3年、一つ取り戻す

−−昨年6月に会長に就任されました。昨年の振り返りをお願いします。

谷平興二前会長のつくり上げた観光協会の在り方を含めて、いかに継承していくのかということに重点を置き、過ごした半年でした。

−−特に力を入れられたことを教えてください。

会員の拡大です。就任以降、新たに26人入会していただきました。宮崎や高千穂の観光協会に比べ、200人ほど会員が多いのが延岡で、特徴になっています。幅広い多くの方に会員になっていただくことで、学ぶことも多いと思いますし、仲間が多いということは説得力も出て、アピールにもつながると考えます。

−−新たな取り組みがあれば教えてください。

延岡は合併して、三北の持つ豊かな自然や食が加わりました。これらを積極的にPRしていきます。そのような中、道の駅北川はゆまは三北の真ん中に位置し、高速道路とのアクセスもいいので、さらに魅力を高めていきたいと考えています。
北川はゆまは、インバウンドを進める上で観光客の休憩場所にもなりますし、観光協会の出張所のようなものを設けて、北浦、北方の人たちも農産物を持ち寄れる物産ステーション、案内ステーション等を展開できればと考えています。
観光の拠点はもちろんですが、高台で防災拠点としても最適な立地ですので、そういった整備についても協議を行っていきたいと思います。
「三北の海、山、川を生かす」という就任時の約束もありますし、防災面や、生産者の新たな販売場所としても望まれているのではないかと思います。

−−少しずつイベントも復活してきました。延岡花物語も開幕しました。

就任時「失われた3年を取り戻す」と言いました。特に若者にとって、青春時代の思い出がコロナと共に過ぎ去っていくと考えれば3年間は大きい。失われたものを早く取り戻してあげたいというのを念頭に置いて動いてきました。
延岡花物語は、昨年末に「待ったなしでやろう」ということになりました。ミニサスケなど大きな企画もあります。目標は来場者数10万人。県内外、いろんな関係者にお願いもして回りました。「失われた3年を一つ呼び戻そう」というフレーズで、思い切り開催できればと思います。

−−改めて今年の抱負をお願いします。

失われた3年を取り戻していくために、正確な手続き、正確な段取り、正確な計画を間違いのないようにやっていきます。
イベントなど2年間中止したものはストップしていますし、戸惑いもあります。形だけでも早く戻し、次の年から普通に行われるように、エネルギーを使っていく年ではないかと思います。
あとは先ほどの三北の取り組み、会員の拡大にも引き続き力を入れていきます。現在415人ほどですが、継続して会員を続けてもらえるよう、魅力ある観光協会にしていきます。

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