笑顔絶えず盛り上がった２日間

星雲祭文化の部

◆演劇、合唱など練習の成果発表

　延岡星雲高校（西依功校長、４８６人）の文化祭「星雲祭文化の部」が１、２日、延岡市東浜砂町の延岡総合文化センターと同市牧町の同校であった。新型コロナウイルス感染症拡大防止による制限がある中、生徒は準備の成果を存分に発揮。笑顔の絶えない２日間になった。

　２年ぶりに同センターを会場に行われた１日、オープニングで西依校長は「延岡星雲高校ならではの文化を開花させ、皆さんの夢をつかんで」と、今年のテーマ「星掴（ジャンプ）〜掴（つか）め！僕らの夢物語」に重ねてエール。林田藍李実行委員長（２年）は「（準備の成果が）最大限発揮できるように頑張りましょう」と呼び掛けた。

　ステージのトップを飾った美術部は、スプレーアートで星雲祭テーマがモチーフの作品を描くパフォーマンスを披露。完成した作品を背に、ダンス選択生がグループごとに生き生きと踊り、観客席の生徒たちは光る棒を左右に振って見守り、一挙一動に盛り上がった。

　２年生の演劇は「Ｒｅｓｅｔ」を演じた４組が最優秀賞。３年生の合唱は、足踏みや手拍子、ギターやウクレレ演奏を交えるなど、学級の個性光る歌声が響いた。最優秀賞には「海の幽霊」を歌った５組が輝いた。

　２日目は同校で、自由発表や１年生の学級ごとの展示、部活動や委員会による企画を楽しんだ。３年生のみが会場で見たフィナーレでは、教職員によるパフォーマンスもあり、会場を沸かせた。文化の部は、欠席した生徒にオンラインで会場の様子を配信するなど、全員が参加できる環境をつくった。

　なお、３日に予定されていた体育の部は悪天候のため、８日に延期して行われる予定。