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ワイン仕込み始まる−五ケ瀬ワイナリー

本紙掲載日:2022-09-05
2面

5銘柄、9万5千本を生産

 五ケ瀬町の五ケ瀬ワイナリー(社長・小迫幸弘社長、藤本和秀支配人)は8月29日から、町内で収穫されたブドウを原料に「五ケ瀬ワイン」の仕込み作業をスタートさせた。11月中旬までにロゼ、白、赤ワイン5銘柄(キャンベルアーリー、ナイアガラ、デラウェア、シャルドネ、メルロー)95トンを仕込み、約9万5千本の生産を見込んでいる。

 仕込み2日目の8月31日は、ロゼワイン用のキャンベルアーリー約4トンを、果実と茎部分の梗(こう)を分ける除梗破砕機に投入。果実はポンプを通って搾汁機へ送られ、果汁が滴り始めると、作業場は甘酸っぱい香りに包まれた。今後、果汁の不純物を取り除き、酵母を加えて2週間ほど醸造タンクで発酵させる。

 同ワイナリーによると、原料となるブドウは町内の契約農家31戸、約11ヘクタールで栽培。今年は梅雨明けが早く、日照時間を十分に確保できたため、甘さと酸味のバランスに優れているという。

 仕込み作業はキャンベルアーリー、ナイアガラ、デラウェア、シャルドネ、メルローの順に進められ、10月15日に宮崎市などで開かれるワインヌーボーフェアで解禁予定。藤本支配人は(45)は「フレッシュでフルーティーな、質の良いワインに仕上がるのではと期待している。食事などと一緒に味わっていただけたら」と話した。

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