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1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
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1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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甲斐(81キロ級)、栗林(60キロ級)8強入り
四国高校総体(インターハイ)柔道競技は8月6〜10日、松山市の愛媛県武道館であった。男子個人100キロ級で延岡学園の井手翔真が3位入賞、81キロ級の甲斐大詩、60キロ級の栗林智也は8強入りを果たした。団体は3回戦に進み白鴎大足利(栃木)に敗れ、個人73キロ級の岡田一輝は2回戦、90キロ級の山神純汰は1回戦で敗れた。
◆「大学でリベンジを」負傷乗り越えた入賞を糧に−井手
100キロ級の井手は、アクシデントを乗り越えて全国3位。「今年は絶対に昨年の16強を超えることと、優勝を目標にやってきた。3位は悔しいが、入賞はこれからの糧になる。負けた相手には大学でリベンジしたい」と、次なる舞台に視線を向けた。
串間市出身。年長から地元の串間警察署少年柔道教室「岬」で道着に袖を通し、小学生で全国を経験。串間中時代は全国に届かなかったが、佐藤嘉剛監督の誘いを受け、志望していた延岡学園に進学した。
団体の主力としても活躍し、昨年のインターハイには団体、個人で出場。昨年敗れた3回戦より上を目指した。
順当に県大会も制し、インターハイへの調整を進める中、大会2週間前の遠征で膝を故障。練習を取りやめて、ぶっつけ本番で臨まざるを得なかったという。
佐藤監督は「足を引きずりながらの戦い。初日(6日)の団体は息も上がり、本調子からはほど遠く、代表戦でも別の選手を起用した」。
その中でも大将の役割を果たし、2日後の個人戦。「日ごろからランニングや体力づくり、練習はしっかりやってきた。気持ちでは絶対に負けない」と臨んだ。
初戦を体落としで技あり勝ち。2回戦は体落としから袈裟(けさ)固めで押さえ込んで一本。「気持ち的にも山だった」(佐藤監督)という3回戦は体落とし技ありで競り勝ち、前年を超える。
準々決勝は大内刈りを返して技ありで4強入り。佐藤監督が「事実上の決勝だった」という準決勝は、「互角だったが、一回の好機を生かされた」と技ありで敗れ、銅メダル。監督も「準々決勝も最後の力を振り絞り、勝った。よく頑張った」とシンプルにたたえる戦いを見せた。
大将を務めた団体戦は「勝てた試合だったので、悔しい。出場し、この思いを知っている2人の2年生を軸に、まずは九州新人で優勝を目指してほしい」。
自身の将来に向けては、「大学で1年からレギュラーに入れるよう、しっかりと体を作っていきたい」と次の挑戦へ準備を進めている。
◆手応えと悔しさの8強
60キロ級の栗林と、81キロ級の甲斐はいずれも大塚中(宮崎市)出身の2年生。手応えと悔しさの残る8強入りだった。
栗林は1回戦で一本勝ち。2回戦は指導の僅差勝ち、3回戦は背負を返して技ありを奪って8強に。準々決勝は攻め込みながら、返し技で技ありを奪われた。甲斐は3試合連続で一本勝ちし8強。準々決勝は技ありを奪われ、4強を逃した。
栗林は「小学生以来の全国だったが、落ち着いて試合に臨めた。悔しいという気持ちが残った。自分の得意な形に持っていけず、体力不足も感じた。自分の形を早く作れるよう、常に全国の高いレベルを意識し練習し、来年は優勝を目指す」。
甲斐は「初めてのIHは一番楽しめた大会だったが、準々決勝は勝てた試合で満足はしていない。まずは九州新人での優勝を目指し、来年のインターハイで悔いが残らない試合ができるよう、組み手の練習や体力づくりをやっていく」。
佐藤監督は「甲斐は初戦で劣勢を跳ね返し波に乗り、栗林もインターハイの雰囲気を感じながらよく頑張った。2人とも準々決勝は惜敗で、8強と4強の違いを感じていると思う。自信を持って新人戦から戦ってくれれば」と期待した。