イノベックに改称、マークも変更

１０月に創立５０周年の延岡鉄工団地

　１０月に創立５０周年を迎える延岡市大武町の延岡鉄工団地協同組合（黒木保善理事長）は、節目を前に名称を「ＩＮＯＢＥＣＨ（イノベック）協同組合」に変更し、〃１００年続く組合〃に向けた意欲を新たにしている。変更は６月１４日付。

　同組合は、延岡機械金属工業協同組合として１９６９年に設立し、７１年に延岡鉄工団地協同組合へと名称を変更。団地起工式を行って本格始動した７２年を周年の起点としている。

　今回の名称変更では、将来の働き手不足や若手への技術継承などの課題を見据え、今後の雇用につながるよう「若い世代が受け入れやすいもの」をテーマとし、同組合加盟企業の若手経営者でつくるチーム延岡ＯＸ（オーエックス）に検討を依頼。ＩＮＮＯＶＡＴＩＯＮ（革新）、ＮＯＢＥＯＫＡ（延岡）、ＴＥＣＨＮＯＬＯＧＹ（技術）を組み合わせた造語を新名称とすることが決まった。

　併せて変更したマークは、「宮崎＝ひなた・太陽」をイメージしたオレンジ色を基調とし、丸い外形に「組合員企業のまとまりや組合全体」、外形をつくるパーツに「各企業の想いや創造力」、中央の四角に「１番」「未来に延び行く想い」「右上がりの上昇」という思いを込めている。

　同組合は、名称変更と共に敷地入り口に新たに立体文字看板も設置。黒木理事長は地元の関係団体や自治体、地域住民への感謝を示しながら「各社の専門性を生かしながらニーズに柔軟に応え、これからの激動の時代も一致団結し、宮崎県の技術者集団として貢献していく。延岡で、宮崎で、九州で、全国で１番を目指し、１００年続く組合にしていければ」と話した。

　ＩＮＯＢＥＣＨ協同組合の会員企業は次の通り（五十音順）。

旭鋼材工業、アドヴァンスカワベ、池上鐵工所、池上冷熱、エーオーシーアセンブル、エス・イーシー、木村鐵化、共同設計、向陽化工、向陽プラントサービス、鮫島鐵工所、シートメタルヒラカタ、清水製作所延岡、修電舎、正洋、昭和、センコープランテック、太陽工業、田辺精密工業、花菱精板工業、森山工業、吉玉研磨技研、吉玉精鍍