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24年に追悼込め演奏会

本紙掲載日:2022-08-08
6面
練習に励む団員
参加を呼び掛けている延岡混声合唱団

10月に発会式「土の歌」に参加呼び掛け−延岡混声合唱団

 延岡混声合唱団(梅野恭一団長)は、2024年3月17日に延岡市東浜砂町の延岡総合文化センター大ホールで演奏会「大地讃歌〜平和な大地を静かな大地を」を開く。約100人の歌声を会場に響かせようと多くの参加を呼び掛けている。

 東日本大震災が同年3月に十三回忌を迎えることをはじめ、西日本豪雨災害など全国で発生している自然災害で多くの人が土に葬られていること、ロシアによるウクライナ侵攻や新型コロナなどの多くの厄災で生きる力の源となる大地が破壊されているとして、「土」をテーマに開催。亡くなった多くの人へ追悼の意を込めながら未来の大地をたたえようと、2部構成の演奏会を開催する。

 第1部は、延岡混声合唱団と延岡少年少女合唱団が、「群青」と「ふるさとは今もかわらず」を披露する。続いて、3回の日本列島縦断や豪州横断、ユーラシア大陸横断のほか、延岡から東京(日本橋)まで約1300キロの歩き旅をした松田正俊さんが「地球を歩いて4・5万キロ」と題して講演する。

 第2部は、延岡混声合唱団と県北混声合唱団が、延岡フィルハーモニー管弦楽団の演奏で「混声合唱とオーケストラのためのカンタータ『土の歌』」を歌う。指揮は、同曲を作曲した佐藤眞さん(東京芸術大学名誉教授)が務める。

 演奏会に向けた合唱団の発会式は、今年10月2日午後2時から同市本小路の社会教育センター研修室1である。合唱参加費は3000円。小中高生は無料。

 練習は、月1回のパートレッスンと月の最後の日曜日に全体練習がある。時間は午後2〜4時。場所は発会式の時に伝える。

 また、楽譜「混声合唱とオーケストラのためのカンタータ『土の歌』」(2009年改訂版、カワイ出版)の2000円、CD(10年3月3日ライブ収録、東京混声合唱団、東京交響楽団、山田和樹指揮)の3000円も必要。すでに持っている人は購入しなくて構わない。

 梅野団長は「土の歌の仕上げとなる第7楽章の大地讃頌(さんしょう)までの流れは非常に良い構成になっている。ぜひ大勢の方にご協力いただきたい」と呼び掛けている。

 参加申し込みは、今月27日まで。申込書は西村楽器延岡店で入手できる。

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