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「縣」を刊行−会員の研究掲載

本紙掲載日:2022-06-28
3面

延岡史談会21年度会報

◆文禄・慶長の役−高橋元種の動向探る

 延岡史談会(甲斐典明会長)は21年度の会報「縣」(あがた)第31号(A4判)を発刊した。コロナ禍で活動を自粛していたが、ようやく再開。会報は昨年、2019、20年度を一緒にした30号を発刊。それに続いて21年度会報を総会に合わせて発刊した。文禄・慶長の役の高橋元種の動向など新たな研究、会員の成果を掲載している。

 「文禄・慶長の役における高橋元種と縣土持家諸氏の動向」をまとめたのは会長の甲斐さん。出兵時の元種の動向はまったく分かっていない。直接的な記録は「延陵世鑑」(よかがみ)に「文禄元年3月に625人を率いて朝鮮半島に渡海した高橋元種が慶長3年に帰国した」というわずかな記述のみ。

 そこで、甲斐さんは、「元種の属した豊前小倉毛利成の動向を検証し、元種軍の軍役行動を間接的に構築することを試みた」。その結果、「当時の概要をかなり明瞭に把握することができた」としている。

 また、元種軍に属した土持信村と公綱、島津軍に属した土持久綱の足跡をたどったが、「久綱の属した島津隊の動向は網羅できなかった」として、今後の課題としている。

 文禄・慶長の役については古文書部の九鬼勉さんが秀吉の軍令から新たな考察を加えている。

 史談会が今年度の活動の大きな柱の一つと位置付けて活動したのが、延岡市内に設置した史跡標柱調査。設置は1981年から始め、新設した標柱や説明板も含め88基の標柱がある。取り組みから40年が経過していることから、中には朽ち、忘れ去られた標柱もある。これまで新設や更新にも取り組み、過去の標柱をリストアップした。

 今後は史跡部が学習資料、調査研究活動として取り上げていくという。また、市内北部地域に集中していることから今後は設置地域も拡大したい意向だ。

 ほか、内藤家の三友家文書を題材にした研究、「独楽(こま)遊び」についてなど、会員の力の入った研究成果が並んでいる。

 会報は一般にも販売している。価格は千円。問い合わせは甲斐さん(電話090・7161・7672)。

◆会報「縣」の目次

 巻頭言・延岡史談会会報「縣」第31号発刊にあたって(延岡史談会会長甲斐典明)。

【論文・研究発表】
三友家文書にみる藩士役順(民俗部・本村敏郎)▽文禄・慶長の役における高橋元種と縣土持家諸氏の動向その1、その2(史跡部・甲斐典明)▽「独楽」(こま)遊びと文化考(民俗部・甲斐盛豊)▽文禄・慶長の役と高橋元種−秀吉の軍令を中心として(古文書部・九鬼勉)▽南浦・熊野江の歴史と民俗(史跡部・阿波野和彦)

【研究ノート】
大光寺文書に見える「曽木」「臼杵」「三田井」について(史跡部・甲斐典明)

【史料紹介】
三友家文書について(民俗部・本村敏郎)

【縣創刊40周年、創刊30号記念刊行目録】
創刊号からの記載記事一覧

【延岡市内史跡標柱建立一覧】
【新会員の声】
日吉幾治翁について(史跡部・長友景一)▽延岡史談会員になって(同・宮田卓郎)▽延岡史談会に入会して(同・清水均)▽私が史談会に入会した理由(同・白尾一朗)▽入会のごあいさつ(民俗部・久澄和治)▽同(史跡部・岸田洋一)▽同(民俗部・泰田久史)▽同(同・矢野光代)▽新会員として(同・館山幸雄)

【事務局だより】
21(令和3)年度経過報告、同名簿、同事業報告、会則

【研修報告】
民俗部研修「大武町の繁栄の歴史」(民俗部・福良功治)

【論文・研究発表】
青谷城神社の由緒の謎から見た土持氏以前の延岡(民俗部・渡邉斉己)▽地名に入っている漢字から読み解く災害の歴史(同・財前洋子)▽「有馬氏とキリシタン灯篭」を考える(史跡部・藤川秋子)▽川中家のルーツを探る旅(民俗部・川中啓二)

その他の記事/過去の記事
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