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ココカラSDGs−第14回「森林(もり)から考えるSDGsアクション」

本紙掲載日:2022-05-25
6面

▽SDGs焦点に木青会の県大会−田中さん
▽木の匂い、子どもたちの記憶に−家村さん
▽木工工作コン、今年も応募を−伊藤さん
▽守るべき森林、危機的状況に−難波さん

 今注目のSDGs(エスディージーズ)をテーマに、地域や地球の未来を共に考えるFMのべおかの番組「ココカラSDGs」の第14回「森林(もり)から考えるSDGsアクション」が、19日に放送された。内容を一部抜粋し、2回に分けて紹介する。

 アドバイザーはSDGsコミュニケーターの難波裕扶子さん(49)=シンク・オブ・アザーズ代表、日向市亀崎西=。ゲストは大和フロンティア=都城市=専務の田中裕一郎さん(43)、イエムラ=同市石田町=常務の家村健太さん(40)、FEA延岡中央支店=延岡市野地町=支店長の伊藤信行さん(42)。なお、収録は18日に行われ、難波さんはリモート出演した。


−−第14回のテーマは「森林から考えるSDGsアクション」です。

〈難波〉SDGsのフェーズ(段階)が認知からアクションへ移行しているのに合わせ、今年度はSDGsの17の目標を具体的に掲げ、思いを持って取り組んでいる皆さんをゲストに深掘りしていきます。今回は「森林の日」(5月20日)にちなみ、目標15「陸の豊かさも守ろう」を達成するための取り組みについて、ゲストの皆さんに詳しく聞いていきます。

−−田中さん、自己紹介をお願いします。

〈田中〉弊社は、地下埋蔵タンクなどのメンテナンス業を展開しており、県内ガソリンスタンドの地下埋蔵タンクの約半数は、弊社で漏えい検査を実施しています。
また別事業として、県畜産試験場が開発した、竹笹(たけざさ)を主原料にした家畜用発酵粗飼料「笹(ささ)サイレージ」を事業化し、今力を入れています。
個人では、木材産業に携わる若手経営者らでつくる県木材青壮年会連合会都城木青会の会長を務めています。

−−実はゲストの皆さん、その木青会でつながっています。家村さん、自己紹介をお願いします。

〈家村〉弊社は家具屋です。商業施設の家具から個人住宅の家具まで、大量生産ではない一品ものの家具を作っています。家具作りだけでなく、端材を使った「木育」のワークショップにも取り組んでいます。また今年度は、延岡木青会の会長を務めています。

−−では伊藤さん、自己紹介をお願いします。

〈伊藤〉保険の代理店に勤めています。個人的に林業関係の方々と付き合いがあり、延岡木青会の会員として活動しています。

−−そもそも木青会とは、どのような組織なのでしょうか。

〈田中〉県木材青壮年会連合会として県内に7地区あり、木材産業に携わる45歳以下の若手経営者ら約80人で活動しています。
主に木工教室を開くなどの木育活動に取り組んでおり、今年度は端材を使った木工教室に県全体で力を入れていく予定です。
またSDGsをさらに推進していくため、目標12「つくる責任つかう責任」に焦点を当てた県大会を開催する予定です。
私が会長を務める都城木青会では企業ごとに、SDGs達成のために自分たちに何ができるのか勉強しているところです。

−−延岡木青会では、どのような活動に取り組まれているのでしょうか。

〈伊藤〉延岡木青会では毎年、小学生を対象に夏休みの課題として、手作りした木工作品を募り、木工工作コンクールを開いています。今年も開催予定ですので、多くの子どもたちの応募を待っています。

〈家村〉大型連休中の今月3、4日には県むかばき青少年自然の家で木工教室を開きました。
毎年行っているイベントですが、常連の親子連れもいて、今年は何を作るのか楽しみに参加してくださいます。そういう人たちが増えていくと、木の匂いなどが子どもたちの記憶に残っていくのではないかと感じています。

−−ここで目標15「陸の豊かさも守ろう」について、少し詳しく教えてください。

〈難波〉目標15は、それを達成するための具体的な12のターゲットで構成されています。陸の生物多様性などを守るためにどういう取り組みが必要か、経済の取り組みも含めた、とても範囲の広い目標です。
森林は陸地の約31%を占めており、二酸化炭素を吸収したり、生態系を守ったりする働きを担っています。人間が生きていく上で欠かせない空気も水も食料も、森林に深く関わっているのです。
この守るべきはずの森林が、砂漠化や都市化、耕作地拡大のための森林伐採(不法伐採)によって急速に失われています。
2000年から2020年の間に失われた森林は約1億ヘクタール。これは日本の国土の2・5個分に当たります。非常に危機的な状況です。

(つづく)

□再放送□26日午後8時、29日午前11時からの2回。

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