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実が鈴なり、80キロ収穫

本紙掲載日:2022-05-18
1面
梅ちぎりを楽しむ港小の児童(18日午前)

港小、児童が梅ちぎり・延岡

 延岡市立港小学校(猪上貴史校長、13人)で18日、恒例の梅ちぎりがあり、児童や教職員のほか、地域の人など、約22人が参加して収穫作業を楽しんだ。

 同校裏山には約35本の梅の木が植えられており、梅ちぎりは毎年恒例の学校行事。猪上校長が「とてもいい天気になりました。みんなが待ちに待った梅ちぎりの日です。たくさん取れるといいですね」と呼び掛けると、児童らは弾むように坂道を上がった。

 豊作を期待して一昨年に間引きしたという梅の木は実が鈴なりとなっており、子どもたちは「こっちにもある」「高いから引っ張って」などと歓声を上げながら収穫。高い枝の梅は大人が竹ざおでたたいて落とし、児童が次々に拾い集めた。

 収穫した梅は毎年、地域の人たちに販売してみどりの少年団の活動費に充てている。今年は合計約80キロが取れ、収穫後は大きさごとに選別。計量しながら袋に詰めた。

 児童たちは早速、その場で販売し、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と声を出して呼び掛けると参加した大人たちが次々と購入していた。収穫した梅の一部は、授業の一環で梅シロップを作り、梅ジュースにして飲むという。

 6年生の矢野壮真さんは「梅を取るのが楽しかったです。お父さんとお母さんにたくさん取れたよと報告します」と、梅の実を両手いっぱいに取って声を弾ませた。

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