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乙島(門川)舞台に絵本を制作−宮大学生グループ

本紙掲載日:2022-05-16
7面
門川町の乙島を舞台にした絵本「夏休みの思い出」と、中心となって制作した緒方悠輝也さん

「人と自然の共存」テーマ

 海の環境問題について子どもたちに関心を持ってもらおうと、宮崎大学の学生グループはこのほど、門川町の乙島を舞台にした絵本「夏休みの思い出」を制作した。ストーリーとイラストには、同町の小学生らのアイデアを取り入れており、「人と自然の共存」を身近に考えさせる内容になっている。

 中心となって取り組んだのは、同大農学部付属フィールド科学教育研究センター「延岡フィールド」(延岡市赤水町)で学ぶ緒方悠輝也さん(26)=宮崎市出身、同大農学工学総合研究科博士課程=。

 同大と門川町は、農業や自然生態系などの分野で、さまざまな連携事業に取り組んでおり、緒方さんら学生は、その成果を基に2019年度は「門川の魚かるた」、20年度は「門川おさかなガイドブック」を制作してきた。今回の絵本は、その第3弾。

 物語は夏休み、キャンプをするため乙島に遊びにやって来た少年。暑さの中、飲み干してしまった空のペットボトルを手に「1本くらいだし捨てちゃえ」と思ったその時、ひげを生やした謎のおじいさんに話し掛けられる。「少年よ、ようこそ乙島へ。わしも長い間たいくつしとった。少し話をきいてくれんかね」。

 そして、おじいさんは語り始める。人間たちが捨てたごみで汚れていった、かつての海のこと。その中でおびえ、泣き叫んでいた魚たちの声や、捨てられた瓶の破片で傷つき死んでいったカンムリウミスズメの涙。その後、ある勇敢な少年によって、海は再び美しさを取り戻していったこと…。

 同町の小学生ら約40人にストーリーとイラストのアイデアを募り、学生たちで編集した。子どもたちから寄せられたアイデアは「どれも想像力や自然愛に富み、非常に考えさせられるものばかりだった」という。

 また緒方さん自身、海に魅了され続けている一人だが「通えば通うほど、人間による環境汚染という嫌な部分が違和感として心の中に居座っていく」。「人と自然の共存」をテーマに掲げたことについて「門川町の海が豊かであるがゆえに踏み込めた」と振り返る。

 今後は「絵本を紙芝居化し、子どもたちへの読み聞かせ会を開けたら」。「いずれは学校の道徳科の教材としても使ってもらいたい」と語る。

 緒方さんら学生グループは、19年度から「とっても元気!宮大チャレンジ・プログラム」(同大主催)の助成を受けて活動しており、今回の絵本の制作(昨年度)は、19年度に続き2度目の最優秀賞「学長賞」を受賞した。

 絵本は200部製本。販売はしておらず、門川町立図書館で借りることができる。

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