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「尾鈴仰げば」を自費出版

本紙掲載日:2022-05-03
3面
河野包さん

延岡西最後の校長・佐土原町の河野包さん

◆多角的に調査、紹介

 2007年3月に閉校した延岡西高の最後の校長を務めた宮崎市佐土原町の河野包(つつむ)さん(73)が、「尾鈴仰げば」を自費出版した。山の成り立ちから、文学、自然、歴史、登山などいろんな角度から尾鈴山を紹介している。A5判200ページ。定価1800円(税込み)。

 河野さんは都農町出身。ふるさとの山を子どもの頃から眺め、身近に感じて育った。担当教科は地理で、都農高校に勤務していた1985年に同町教委から同町史の執筆依頼を受けて町史の自然分野(地形、地質、気象、動物、植物)を約10年かけて調べて執筆した。

 その後、「再調査して一冊の本にしたい」との思いが強くなり、70歳を超えるとさらにその思いを募らせ、最初の取材から20年をかけた労作が出来上がった。

 同書によると、若山牧水の歌で県北にもなじみの深い尾鈴山は約1500万年前の火山活動が始まりという。高さは1405・2メートル。本県沿岸部一の高峰で海岸線から山頂までの直線距離はわずか15キロ。宮崎平野からもその尾根を眺めることができ、その存在感から文化を育み、多くの学校で校歌にも歌われるなど地域の象徴にもなってきた。

 尾鈴山塊の範囲は広く、懐も深い。柱状の岩、数多く存在する滝、さらにはクマがいたこと、動植物についても詳しく書かれている。登山については何度も尾鈴山に登り、各コース、所要時間を確認したという。

 いろんな角度から丹念に調べて書かれ、これ一冊で尾鈴山が分かる教科書のような仕上がりになった。

 同書は、都農町内の日高百貨堂、道の駅つのにおいてあるが、河野さんに直接申し込みも可能。

 目次は次の通り。

[第一章ふるさとの尾鈴山]
県を代表する尾鈴山▽尾鈴山の山容▽校歌に歌われた尾鈴山▽牧水と尾鈴山▽尚義(高鍋町出身の歌人)と尾鈴山▽尾鈴山の名称と語源▽神の山▽県立公園で二百名山の尾鈴山▽一等三角点のある尾鈴山

[第二章尾鈴山の成り立ち]
尾鈴山塊の範囲▽尾鈴山の形成▽尾鈴山を覆う柱状の岩▽分水嶺(れい)と流れ出す河川▽なぜ尾鈴山には滝が多いのか

[第三章熊がいた尾鈴山]
クマの存在▽尾鈴のクマ▽熊と格闘の喜太郎さん(伝説)▽カモシカ▽シカ・イノシシ・サル・タヌキ▽野鳥

[第四章花の尾鈴山]
尾鈴山の植物▽特筆すべき植物▽尾鈴山の巨木・名木▽環境保護と森林保全

[第五章尾鈴山の歴史]
幕藩時代の尾鈴山の管轄▽明治以降の尾鈴山の管理▽本格的な伐採▽旧登山道▽自衛隊機墜落事故▽遭難事故

[第六章尾鈴で遊ぶ]
登山▽尾鈴キャンプ場を起点とするコース▽5万分の1尾鈴登山地図▽日向市東郷町坪谷からのコース▽木城町石河内からのコース▽その他のコース▽日向市東郷町から登る尾鈴山塊の山▽私の尾鈴登山▽滝巡り▽シャワークライミング▽渓流釣り▽キャンプ▽イベント

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