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調停制度発足100周年

本紙掲載日:2022-04-29
1面
5月9日まで行われている「調停制度100周年パネル展」(28日、カルチャープラザのべおか)

宮崎地裁と家裁がパネル展−カルチャープラザのべおか

 話し合いによって問題の解決を図る調停制度は、今年10月で発足から100周年を迎える。同制度について広く市民に理解してもらおうと、宮崎地方・家庭裁判所延岡支部は5月9日まで、延岡市本小路のカルチャープラザのべおか1階で「調停制度100周年パネル展」を行っている。

 調停は、裁判官と2人の委員からなる調停委員会が互いの言い分を聴き、必要な提案や調整をし、話し合いで問題の解決を図る手続き。金銭の貸し借りなど民事のトラブルを扱う「民事調停」と、離婚や相続など家庭のトラブルを扱う「家事調停」がある。いずれも「手続きが簡単」「費用が安い」「判決と同じ効果がある」「秘密が守られる」などが特徴。

 パネル展は同制度の概要や歴史のほか、調停の流れ、メリットなどを分かりやすく説明。同制度100周年記念キャラクターなども描かれ、親しみやすくなっている。

 同支部は「この機会に、ぜひパネル展に足を運んでいただき、調停制度への理解を深めていただければ」と呼び掛けている。

 同展は5月17〜23日、同市旭町のイオン延岡店でも行われる。

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