持続できる地域社会を−日向商工会議所

通常議員総会−２２年度活動方針を確認

　日向商工会議所（三輪純司会頭）の２０２１年度第２回通常議員総会は２３日、日向市上町の日向商工会館であり、２２年度の事業計画や収支予算など５議案を承認した。

　総会には会員約５０人が出席。冒頭、三輪会頭は「頼れる会議所、発信力の高い会議所など皆さんの役に立つよう一生懸命やっていきたい。明るい日向をつくるため、力を合わせて進めていきましょう」と呼び掛けた。

　２２年度の基本方針は、都市と都市、中山間地と海路を結ぶ「クルスの拠点」の形成、キャッチフレーズは「日本のひなた宮崎県」「宮崎のまひなた日向市」と発表した。

　活動方針は、国や県、市に対する政策提言・要望、中小企業・小規模事業者の経営支援、地域資源を生かしたまちづくりの推進、スポーツキャンプ誘致・受け入れの支援、ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）の促進など１１項目を挙げた。

　その上で、若者や女性が住んで、働いて、活動したいと思えるような「レアなまちづくり」、地産地消、海と山の融合を図るクルスの拠点の形成と日向の特性を生かしたまちづくりを推進し、地域総合経済団体として「持続できる地域社会・みらいづくり」を目指すとした。

　席上、細島港の整備促進と物流機能の拡充支援として、工業団地造成の可能性についての説明もあり、細島港周辺の工業用地不足、モーダルシフトによる港湾への期待の高まりなど現状の課題などを紹介。細島港周辺の新たな造成地整備について、３Ｄ土木設計のシミュレーション結果などを用いて解説した。