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吉田英一教授が母校で授業−延岡市旭小

本紙掲載日:2022-03-15
6面

球状コンクリーションの第一人者

 延岡市出身で名古屋大学博物館館長の吉田英一教授(60)はこのほど、母校の延岡市立旭小学校(大陽子校長、460人)を訪ね、同校6年生94人に、自身が第一線で研究する「球状コンクリーション」の授業を行った。

◆不思議と感じたらとことん追究

 球状コンクリーションとは、カニやアンモナイト、三葉虫など古代の生物の、極めて保存状態が良い化石(生物痕)が内包された球状の岩塊のこと。この日は実物を見たり触れたりできる時間もあり、児童たちは楽しみながら、この不思議な岩塊への理解を深めていった。

 吉田教授はまず、球状コンクリーションができる理由、形成過程について「生物の死骸から発生した炭素が風船のように周りを取り囲み、海水中のカルシウムなどと反応して炭酸カルシウムになる」と断言した。

この成因論は、吉田教授が世界で初めて導き出したもの。これまで形成には数十万〜数百万年の時間がかかるとされていたが、ツノガイのコンクリーションに目を付け、研究していく中で「岩塊はわずか数週間から数カ月、長くても数年程度で完成する」と解明した。

 球状コンクリーションは今なお、世界各国の地層から発掘されており、現在最大のものは、秋田県男鹿半島の海底で見つかっている。「クジラ」丸々1匹を内包するこのコンクリーションは直径約9メートル。「クジラは多くの油分(炭素)を持っているので、海水と反応してできる炭酸カルシウムも大きくなる」と説明した。

 また、吉田教授は、約10億年前までは海があったとされる火星の地表でも、「ブルーベリー」と呼ばれる小さな球状コンクリーションが存在することを、衛星写真を通じて確認したという。「もし地球と同じ形成メカニズムで、中から生物由来の炭素が見つかれば、火星にも生物がいたという確固たる証拠になる」と声を弾ませた。

 こうした研究結果を踏まえ、現在は、球状コンクリーションの再現実験を通した新素材の製品化に取り組んでいる。非常に早く形成できる上に、内包する化石を半永久的に保存できる性質と、何億年という時間がたっても劣化しない頑丈さを活用できれば、トンネルや廃棄物の地下処分施設など、工学面での活躍も期待できるという。

 授業を終え、3組の柳田瑛貴さん(12)は「元々化石が好きで授業を楽しみにしていた。コンクリーションがどのようにしてできるかや、その応用方法など予想以上に面白い話が聞けて良かった」と感想。

 吉田教授は、自身の小学生時代について「夏休み中はほとんど、延岡の川や山で遊び回っていた」と振り返り「身の周りで起こっている現象はすべて自然からの贈り物。自然は勉強しても分からないことばかりで、だからこそ学ぶと面白い」と強調する。

 「学んだり考えたりすることに限界はない。常に好奇心を持って楽しい、面白い、不思議だなと感じたことを見つけたら、とことん追究していってほしい」と呼び掛けていた。

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