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水永水産−しらす加工の新工場稼働

本紙掲載日:2022-03-14
8面

生産能力が倍増、販路拡大へ−門川

 水産物加工・販売業の水永水産(黒木隆一社長)が、しらすとちりめん専用の加工場として増築した新工場が1日から稼働を始めた。生産能力は倍増し、安定した生産体制を構築。食品衛生管理の国際標準「HACCP」(ハサップ)の認証取得を目指す。

 新工場は、門川町門川尾末の本社隣に整備され、敷地面積約2500平方メートル、建物面積約1800平方メートル。総事業費は約4・6億円で、水産庁の「食品産業の輸出向けHACCP等対応施設整備事業」の補助金などを活用した。

 場内は、加工室と、高性能な検査器を備えたパック詰め室、箱詰め包装室、出荷室などを分離し、高い衛生面を実現することでハサップにも対応する「安心・安全・高品質」な製品づくりを可能にした。

 製造工程では、同町や延岡市土々呂町など地元で水揚げされた新鮮な「しらす」を洗浄から選別、釜ゆで(ボイル)、蒸気熱の温風乾燥まで、従来より短時間で加工する新たな大型機械を導入。「釜揚げしらす干し」は、洗浄から乾燥まで約15分で作業を完了し、冷蔵庫で一晩寝かせた後、翌日には箱詰めするという。1日当たりの生しらすの加工量は原料ベースで最大15トンを見込む。

 しらす漁は、春から秋にかけて年間40〜50日程度だが、これまでは土々呂工場をフル稼働しても生産が追い付かず、買い付けを見送ることもあったという。

 黒木社長は「漁業者あってのわれわれ。買い手がなければ、漁師も漁を休まざるをえない。生産能力の向上で、しらす漁、価格の安定にもつながる。お互いの意欲を高め合って持続的な漁の活性化を目指したい」と意気込む。

◆冷凍の釜揚げしらす干し−海外輸出見据え開発

 さらに、新たに挑戦するのが、米国など海外輸出を見据えて開発した「冷凍の釜揚げしらす干し」。

 これまでも輸送の際、しらす干しを冷凍して運ぶことはあったが、店頭に商品として並ぶことはなく、「冷凍販売すれば、商品が劣化しにくく、鮮度や味も落ちない。食べたい時にレンジで温めて解凍し、最高の状態で食べることができる。賞味期限も延びて食品ロスにもつながる」と黒木社長。現在は、門川町、宮崎市の直営店で販売しているが、今後は、スーパーや量販店などへも販路を拡大していくという。

 今後について、黒木社長は「ここまでの設備を持った加工場は全国でも珍しいのでは。付加価値を高めるために今後も挑戦を続けていく。宮崎のおいしいしらすを全国、そして世界へ発信していきたい」と抱負を語った。

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