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中心市街地活性化へ−宮大生2人が就業体験

本紙掲載日:2022-02-24
2面
国内インターンシップの受け入れ式(左から)十屋市長、永友さん、藤田さん、三輪会頭

十屋市長「新たな視点で意見を」・日向市

 日向市と日向商工会議所は今月16日から、宮崎大学地域資源創成学部の2年生2人をインターンシップ(就業体験)で受け入れている。2人は3月16日まで市内に滞在し、同市の中心市街地活性化事業について学び、新たな視点から総合的な事業評価を行うなどして成果を報告する。

 インターンシップ生は、永友阿耶里さん(20)=都農町出身、宮崎北高卒=と、藤田涼さん(20)=日向市出身、延岡高卒=。2人は、同学部が実施する専門科目「国内インターンシップ」で同市を選んだ。同インターンシップは、企業、団体などの一員として約1カ月間、実践的な活動に取り組み、さまざまな課題、問題を実体感して、社会人として求められる能力を理解し、自ら考え行動する力を身に付けることを目的に実施している。

 初日は市役所で受け入れ式があり、十屋幸平市長、日向商工会議所の三輪純司会頭らが出席。式で十屋市長は「本市の中心市街地活性化事業は全国的に高い評価を受けており、交流拠点、生活、商業の場所を目指して事業を進めている。1カ月間しっかり勉強して、新たな視点でいろいろな意見を出してほしい」と激励した。

 永友さんは「市街地活性化事業の評価という先進事例の少ないプログラム内容に魅力を感じた。大学での経験、知識を生かし、多くの人からご教授をいただきながら進めていきたい」。藤田さんは「出身地なので市民の立場、そして学生という立場から新しい意見を提案したい」と意気込みを語った。

 2人は約1カ月間、中心市街地活性化事業の関係者への聞き取り調査、調査結果の取りまとめ、評価指標の検証などに取り組み、最終日に成果発表会を予定している。

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