県、ＨＰをリニューアル

機能強化・スマホでも見やすく−来月３日公開

　県は１５日、スマートフォンの普及や、新型コロナの影響でアクセス数が増えているホームページ（ＨＰ）を、リニューアルすると公表した。緊急時の災害モード切り替えや、スマートフォンで閲覧しやすくなるなど時代を反映し、機能を強化した。新たなＨＰの公開日は３月３日。

　河野知事が定例会見で発表した。県広報戦略室によると、県のＨＰは２００５年４月に本格的な体制で運用開始し、災害・緊急情報や、観光地など県内の魅力を発信している。リニューアルは１５年１月以来、７年ぶりになる。

　ウェブサイト内で閲覧されたページのアクセス数を示すページビュー（ＰＶ）は、１９年度が約１３９５万件。２０年度は新型コロナの影響もあって約３８８７万件と約３倍に増えた。

　また、直近の数字では約７割がスマートフォンやタブレットからの閲覧で、およそ半数が新型コロナ対策特設サイト内の閲覧という。

　リニューアルの目的は、災害・緊急情報の迅速かつ的確な情報の提供。観光や食、移住定住などの魅力発信、県政情報の発信に加え、スマートフォン、ＳＮＳなどとの連携を重視する。

　トップページは、宮崎らしいイメージに加え、スマートフォンなど小さい画面でも見やすいなど、近年の傾向に沿ったデザインに。非常時・災害時モードを新設し、県の魅力情報を集約したエリアや、県の施策を紹介するエリアを新たに設けた。

　河野知事は「重要な情報発信ツールとして、さらに利便性を高め、改善を図っていきたい」と語った。