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第22回若山牧水青春短歌入選作品

本紙掲載日:2022-02-14
6面

◆大学・一般部門

北海道千歳市・59歳・秋田聡子
工場のラインに並び弁当に白飯つめる私の春

青森県弘前市・70歳・長利冬道
森林に描きこむ鳥の決まらずに明日図書館に図鑑みにゆかむ

宮城県仙台市・70歳・畠山昭二
やや大きツバメ五匹の飛翔かとブルーインパルス飛ぶ町に来て

宮城県多賀城市・54歳・渋谷史恵
後悔をみんなかかへて生きてゐるそんなことさへわからなかった

秋田県大仙市・70歳・小松紀子
「アカシアだ」雨に匂える花の名を下校の道で君が呟く

茨城県水戸市・56歳・岡崎亜佐子
触ったら殻に引っ込むわぎもこのこゝろも靴も渦巻模様

栃木県下都賀郡壬生町・85歳・青木加寿子
玄関のカギや財布に鈴つけてコロナにも一つ付けてやりたき

群馬県伊勢崎市・74歳・川野忠夫
ひらがなの大き名札をゆさゆさと揺らし小児棟の看護師は笑む

群馬県吾妻郡東吾妻町・35歳・金子歩美
電車から自転車にした通学で近道だけの地図が出来そう

埼玉県所沢市・50歳・坂井傑
時が来て星になる日が来たのなら南の空でぼくは待つから

埼玉県所沢市・77歳・陶久要
銅一つ獲りて選手の還り往く母国は遠き内戦の国

埼玉県ふじみ野市・26歳・奈路侃
結婚や出産について語り合う同級生のえくぼを見てる

埼玉県越谷市・18歳・早川涼見
きみじゃなくきみを縁取る空間を見ている僕は初デート中

千葉県千葉市・42歳・芍薬
東京に埋もれたくて買ったのにビニール傘はすぐ駄目になる

東京都西東京市・72歳・和田直樹
あんなやつ思い出すなと友だちが言ってるあんなやつに会いたい

東京都調布市・26歳・森永理恵
空と海しか描かれていないけど真冬なのだとわかるキャンバス

東京都八王子市・22歳・蒔山智郎
口元がおれに似てるとふと気づき母との喧嘩をやめる休日

神奈川県横浜市・57歳・竹澤聡
青春の延長戦のグラウンド真剣勝負のわが草野球

神奈川県横浜市・77歳・石戸谷行子
転がった力士のため息きこえくる観客なしのコロナ禍の場所

神奈川県秦野市・75歳・棒邂
柚子の香をスーと吸い込み膝を抱え湯舟に丸い実になりゆく子

静岡県浜松市・69歳・島野孝子
ふんわりとキンモクセイの風が吹くできることだけやればいいのさ

愛知県蒲郡市・74歳・鈴木寧
ペイペイにてやうやく支払ひ済ませたり持ち帰り寿司揺らせて帰る

愛知県犬山市・64歳・磯田真吾
指切りの固い約束あたたかさ伝わってくるよエピテーゼから

愛知県東海市・63歳・斉藤浩美
みなマスクずっとマスクで級友は級友のまま親友にならぬ

三重県松阪市・62歳・小山肇美
もっと早く言えるものなら言っていた黒い揚羽のゆらす鬼百合

滋賀県東近江市・68歳・井田あさみ。
夕焼けを廻す少女の縄跳びのくるりくるりを眺め通りぬ

滋賀県高島市・54歳・千代哲雄。
乾電池たった二本で一生懸命しゃべってくれるラジオと過ごす・

滋賀県長浜市・58歳・佐藤千絵
夜学にてフィリピン、ブラジル、ボリビアの生徒らと読む宮澤賢治

大阪府堺市・42歳・有本綾
きれいだね前来た時はと言いかけて誰と来たかを思い出したり

大阪府泉佐野市・32歳・松本慶
「もう好きじゃない」でいいから聞かせてよスケール1/1の言い訳・

大阪府高槻市・22歳・北原陸
ぼくたちは相合い傘をするべきだ世界最後の雨かもしれない

兵庫県神戸市・50歳・須浪淳
よっこらしょ気づかせぬほどさりげなく腰かける背に毛布をはさむ

兵庫県神戸市・70歳・山本みさよ
遠き海にわが沈めたる片恋を食べし鯨かまだ鳴いている

兵庫県宝塚市・57歳・小竹哲
風船を拾ってしまった地下鉄の出口に降りてきた風船を

奈良県宇陀市・78歳・渡辺勇三
虚偽ばかり増えてはびこるこの国にコロナと同じ怖さがつのる

島根県安来市・53歳・角森玲子
梅味のポテトチップス五枚だけ私に残す息子の優しさ

島根県隠岐郡海士町・28歳・笹鹿岳志
海に出て働くようになって知る雨はカーテンをひくようにくる

岡山県岡山市・78歳・小藤和子
子の齢ほどの歯科医に「あーん」と言われ素直に口を大きくあける

山口県岩国市・72歳・畑口博子
指に染むバジルの香り漂ひぬ文字書くたびにレシピの浮かぶ

徳島県阿南市・43歳・森岡政子
「旨い!」って曾祖母が言えば「『おいしい』と言いなされ」と祖母がたしなめていた

徳島県徳島市・70歳・松尾初夏
噎せかへるほどに匂へるライラック愛さるること此の先あるや

高知県須崎市・72歳・中平妙子
寒晴れの空を指さし三歳が真昼の月をいくども言へり

福岡県福岡市・78歳・能塚節男
山峡のさくらの青葉夏至の陽をはきはじきてそよぎゐるかな

佐賀県唐津市・66歳・古賀由美子
ダンマリも言いたいことがあるらしい君の黙秘がけっこう怖い

熊本県熊本市・60歳・舛田美子
泣くからな今すぐぼくは泣くからなそんな顔する今朝の空色

熊本県熊本市・74歳・野添由美子
初めての少し大きめ長靴に「足がこぼれる」と幼は叫ぶ

熊本県玉名市・49歳・松田純子
スプラッシュ!炭酸水の理不尽が鮮やか過ぎてどうでもいいや

大分県別府市・83歳・土屋登章
夕映えの五ケ瀬川面を眺め居り身重の妻と土手に休みて

大分県国東市・75歳・原比呂子
パナマ帽父のこの世の忘れ物咥えタバコのその影法師

沖縄県国頭郡大宜味村・77歳・森山高史
老妻とエッフェル塔の風浴びて二十世紀の約束果たす

日向市・88歳・長渡栄子
帰宅する妹弟四人の靴音のコツコツコツを聞き分けし母

児湯郡新富町・49歳・門田祥子
針箱に旧姓のままの竹定規二十センチの思い出があり

西臼杵郡五ケ瀬町・45歳・上米良綾子
もし仮に「会いたいビーム」見えたならマスクメロンのようなこの地球

延岡市・52歳・古川久師
春の雨娘へ渡す一本の包丁の重さ荷づくりの朝

延岡市・82歳・今村公子
娘と嫁より送られてくるチョコレートバレンタインに亡夫はまだ居る

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