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「新書大賞」も紹介

本紙掲載日:2022-02-07
6面
それぞれの文学賞を受賞、ノミネートされた作品が並ぶ「文学賞受賞・候補作品展」

文学賞受賞・候補作品展−延岡市立図書館

 延岡市立図書館(工藤靖治館長)は、「文学賞受賞・候補作品展」を3月3日まで開いている。

 毎年多くの本が借りられる人気企画。同館によると、国内では公募、非公募型合わせて約100の文学賞があるという。今年は、先月19日に選考会が行われた「芥川賞・直木賞」、昨年展示して好評だった「本屋大賞」に加えて、「新書大賞」の受賞作品やノミネート作品を紹介。過去20年分を展示している賞もあり、全部で約550冊を用意。入れ替えながら展示する。

 初日の5日午前には、早速多くの本が借りられ、同館職員が本を追加する作業に追われていた。ノミネート作品や受賞作を一覧にしたリストも配布しており、リストを見ながら熱心に本を探す利用者もいた。

 今回初めて取り上げた「新書大賞」は中央公論新社主催で2008年に始まった賞。新書とは105×173ミリの細長い形の本で、同館でも新書だけを並べて展示することは珍しいという。湯川拓未司書は「各分野の入門のような本も多くて面白い。この機会にぜひ手に取ってほしい」と話している。

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