地域を支える活動、これからも

県地域婦人連絡協議会−宮崎

◆創立７０周年記念−県北４人に功労賞

　県地域婦人連絡協議会（甲斐惠子会長）の第６７回県婦人大会と創立７０周年記念大会がこのほど、宮崎市清武文化会館であった。同協議会の県内各支部会員や関係者らが出席し、地域を支える活動を続けていくことを確認した。

　主催者あいさつで、甲斐会長は「これからも地域の課題に向き合い、常に変化する社会情勢に流されることなく、目的に向かってまい進したい」とあいさつ。来賓の河野知事は「７０年は人間で言うと古希。長年の取り組みに敬意を表する」と激励した。

　７０周年記念表彰もあり、長年にわたり地域協議会の会長や県協議会の第８代会長を務めた谷口由美繪さんに特別功労賞、地域協議会の会長を７年以上務めた１９人に功労賞を贈り、松山清子さん（宮崎市田野町）が受賞者を代表して受けた。県北関係では山口和代さん（延岡市）、黒木洋子さん（門川町）、那須邦子さん（椎葉村）、鬼塚幸代さん（北方町）が受賞した。

　受賞者を代表して特別功労賞に選ばれた谷口さんが、先人たちの活動などに感謝しながら「自分たちの子どもや孫たちに生き様を見せ、自分たちの地域は自分たちで育てることを伝えていきましょう」と呼び掛けた。

　このほか、夏の交通安全キャラバン隊の報告や県警交通企画課の米澤秀紀さんの県内の交通情勢の講話、「次代を見据えた宮崎大学医学部『地域参加型』医学教育の紹介と将来展望」と題した宮崎大学医学部の澤口朗副学部長によるの記念講演もあった。

　県地域婦人連絡協議会は１９５１年に創立。「婦人の教養と地位向上」「次世代を担う青少年の育成」「住みよい地域づくり」を目指すことを目的に、青少年の健全育成や消費生活の合理化、環境と防災、ボランティア活動のほか、各地域独自の特色ある活動などを展開している。