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美郷町現状と課題−6日投開票町長選

本紙掲載日:2022-02-04
3面
町内唯一の病院、国保西郷病院。二つの診療所との連携、医師確保など医療提供体制が課題

減少する人口−県内トップの高齢化率

◆喫緊の課題は医療体制の構築

 「時代と共に変化することはしょうがないし、当然といえば当然。ただ、町民の負担が増えないよう知恵を絞ってほしい」。南郷在住の70代女性は悲観することも、楽観することもなく、冷静に町政を案じた。

 町によると、1975年に1万1436人だった町人口は今年1月末現在で4647人。47年間で約59%減少した。高齢化率は14・4%から52・2%(2021年10月現在)に急激に進み、10年以降県内トップが続いている。

 その間、町では、旧3村(北郷村、西郷村、南郷村)が合併した05年度から「町過疎地域自立推進計画」を策定し、対策を講じてきたが、数字が示す通り、有効な手だてを見いだせていない。

 とりわけ、誰もが住み慣れた地域で安心して生活するための医療体制の構築は喫緊の課題だ。

 旧3村時代は、西郷と南郷に国保病院があり、北郷には診療所があった。現在は西郷地区のみが国保病院で北郷、南郷には公立診療所が設置されている。

 さらに19年度に医療体制の見直しが図られた。以前から北郷診療所は無床だったが、19床あった南郷診療所も20年4月から無床(9床あるが休床)となった。

 南郷の中心部、神門地区から国保西郷病院まで車で約20分、さらに山深い上渡川地区からだと約50分を要する。先の女性は「私はまだ車があるけど、ない人はバスになる。それも時間が決まっていて待つのが大変」と憂える。

 一方で、国保西郷病院は29床の入院体制を維持。21年度から宮大医学部付属病院や県立延岡病院と遠隔診療支援態勢が構築されるなど、医療機能の充実も図られているが、医師確保は難航を極めており、決して状況は明るくない。

 また、高齢化率が県内トップもさることながら、15〜64歳の生産年齢人口割合は38・1%、その子どもたちである0〜14歳の年少人口割合は9・06%と、共に県内で最も低い。

 遊び盛りの4歳児を育てる北郷在住の30代女性は「子育て支援を充実させてほしい。行政としてもう一歩踏み込んだサポートをしてもらえるとありがたい」と話す。

 人口減少に歯止めをかけるには、子育て環境の整備や若年労働者層の流出を抑える対策など、多面的な取り組みを同時進行していかなければならず、中山間地域が抱える課題は多い。さらには、目まぐるしく変化する時代。同町の今、行く末は、県全体の近い未来の風景でもある。

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