コロナ禍、新たなカタチ発信

オンライン配信も−延岡市ＰＴＡ研究大会

　「笑顔の花を咲かせよう！みんながつながるＰＴＡ」をスローガンに、第２６回延岡市ＰＴＡ研究大会が１月２２日、延岡市本小路のカルチャープラザのべおかハーモニーホールで開かれた。

　新型コロナウイルスの感染拡大防止に加え、「コロナからだからこそ生まれた新しいＰＴＡのカタチ」を発信しようと、出席者を必要最少人数に制限し、関係者には会場の様子や資料映像をオンライン配信しながら進行した。

　開会アトラクションとして、島野浦中学校の生徒４人が島野浦神社の秋季例大祭で奉納した伝統の「獅子狛（こま）」の映像を、本人たちへのインタビューとともに披露。同校が今春から島野浦小と統合し、義務教育学校の島野浦学園となることが紹介された。

　主催者を代表し、市ＰＴＡ連絡協議会の森山慎作会長は新型コロナ対応に献身する医療従事者に感謝をささげ、感染者の一日も早い回復を祈念。「コロナ禍だからこそ生まれたＰＴＡの活動を共有するためにも情報発信し、そのために協議会を活用してほしい」と呼び掛けた。

　開会行事後には、市ＰＴＡ連協副会長で県メディア安全指導員の小野寿雄さんが「子どもとメディア〜保護者として考えてほしいこと」をテーマに講演。オンラインゲームやスマートフォンが脳に与える害悪などを訴え、適正な利用をアドバイスした。

　研究大会では、長年にわたりＰＴＡ活動に尽力している個人表彰とＰＴＡ新聞・広報紙コンクール受賞校も紹介された。表彰を受けた個人（敬称略）と受賞校は次の通り。

【個人表彰】
樫野剛（緑ケ丘小ＰＴＡ会長）服部正仁（東小ＰＴＡ副会長）有村優美枝（川島小ＰＴＡ副会長）齋藤真之介（南方小ＰＴＡ会長）須藤さとみ（一ケ岡小創立５０周年記念実行委員）染矢弘二（岡富中ＰＴＡ副会長）中本望美（同監事）佐藤伸一（旭中ＰＴＡ副会長）甲斐寛子（西階中ＰＴＡ副会長）

【ＰＴＡ新聞・広報紙コンクール表彰校】
［小学校の部］最優秀賞＝東海小▽優秀賞＝川島小、南方小▽努力賞＝緑ケ丘小▽特別賞東小

［中学校の部］最優秀賞＝岡富中▽優秀賞＝東海中▽努力賞＝北浦中▽特別賞＝恒富中