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子どもの人権を考える

本紙掲載日:2021-12-28
8面
九州保健福祉大学であった人権啓発推進セミナー

九保大で推進セミナー

 延岡市吉野町の九州保健福祉大学(兒玉修学長)はこのほど、人権啓発推進セミナーを開いた。市民や学生らが参加。2部構成で「子どもの人権を考える」をテーマに映画の上映や講演を通して考えた。

 セミナーは、県人権啓発推進協議会の委託事業として昨年度に続いて開催。兒玉学長はあいさつで、「子どもの人権と、現実に私たちが生きている社会との結び付きについて改めて考える機会になれば」と話した。

 第2部の講演会では、全国こども食堂支援センターむすびえ理事長の湯浅誠さんが「こども食堂と私たちの地域・社会」の演題で話した。

 湯浅さんは、若くて健康な男性が世の中を支えることになっていた今までの流れから、いろんなタイプの人が地域の中で支え合って生きていく必要があると説明。「多様性はみんながジグソーパズルのピースのようなもの。ジクソーパズルはちょっとずらしただけではまらない」と話し、共同性を成り立たせる上で「対話」と「居場所」の重要性を挙げた。

 これを踏まえ、小学4年生の女の子が漢字ドリルに取り組む横で大学生の学習ボランティアと、女の子の父親が見守っている短い動画を上映。ボランティアは見守るだけながらも父親が驚くほど集中している女の子の姿に、「特別なことを教えなくても、近くにいて『あんたのことを見ているよ』というのを感じると頑張れる」と指摘した上で、「自分が受け入れられている空間か、自分を受け入れてくれている人たちか、自分に目を向けて注意を向けてくれている人たちか、そういうことが(子どもには)伝わる」と語った。

 さらに、「この女の子が貧困であるかどうかは関係ない。すべての子どもが見守られ、励まされてという機会が必要。見守るのは地域のおじいちゃんでもおばあちゃんでもいい。何にも教えなくていい。(学習内容が)分からなくてもできることはある。見守りながら、必要な気配りをすることが大切」と話し、湯浅さんらが「いるだけ支援」と名付けている支援法の必要性を強調した。

 また、子ども食堂についても「地域の子たちが普通に来て、友達と出会ったり、知り合ったりできる地域の交流の場」であることを改めて説明。「ここは貧困の子が行く所だとは言わないでほしい」と呼び掛けた。

 第1部では、文部科学省選定の映画「こども食堂にて」を上映。親の虐待から立ち直った女子大生のボランティアを主人公に、子ども食堂でネグレクト(育児放棄)を受けた少女や里親の元で暮らす男子高校生、支える人らを描いた作品を鑑賞した。

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