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今山大師−来年の干支は「壬寅」―

本紙掲載日:2021-12-28
2面
31日から本堂前に展示される「壬寅」の書

副住職の書・31日から本堂前で展示

 今年も残すところあとわずか。延岡市山下町の今山大師(野中玄雄住職)は、野中健雄副住職(36)がしたためた来年の干支(えと)「壬寅(みずのえとら)」の書を、大みそかの31日から本堂前で一般公開する。

 同寺では毎年、生命の循環を表す甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)の「十干(じっかん)」と、十二支の組み合わせからなる「干支」を、畳大の紙にしたため披露している。今年で9年目。

 野中副住職によると、壬寅の「壬」は人偏を足すことで「任」となることから責任につながる。また、「寅」のうかんむりは屋根や組織を、下の字は協力などを意味し、人々が一丸となって助け合って生きてほしいとの願いが込められているという。

 野中副住職は「今年はすべてにおいて我慢の一年だった。来年は人とのつながりを大事にして良い年を過ごしてもらいたい」と話していた。

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