東九州伊勢えび海道・伊勢えび祭り

実食数１万８４３０食−コロナ禍でも前年比２５７５食増

◆延岡・佐伯−夢の２万食へ、あと少し

　伊勢えび料理などを通して延岡市と大分県佐伯市の食をＰＲする「東九州伊勢えび海道・伊勢えび祭り２０２１」（延岡観光協会、佐伯市観光協会主催）の実績報告会と公開プレゼント抽選会が２２日、延岡市北浦町の北浦臨海パーク観光案内所であった。料理実食数は、前年比２５７５食増となる１万８４３０食（延岡６９７２食、佐伯１万１４５８食）。コロナ禍にあっての好実績に出席者からは喜びの声が上がった。

　祭りは今回で１８回目。伊勢えび漁解禁の９月２日から１１月３０日まで行われ、延岡市から７店舗、大分県佐伯市から２２店舗が参加。コース料理などを提供したほか、恒例の海道札アンケートやフォトコンテストで両市をつなぐ海道筋の食をＰＲした。

　今年は、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言などが解除された１０月１日以降、集客数の伸びが顕著だったことから、両協会は「外出自粛などの反動がいい方向に作用した」と分析。その上で「ホームページのアクセス数も大幅に増えており、１８回目を迎えたイベントの積み重ねが効果を発揮し始めているのでは」とした。

　延岡観光協会の谷平興二会長は「夢の実食２万食まであと少し。岩ガキやアユなども含め、食を生かした観光振興が現実味を帯びてきた。今後も自信を持って励みたい」。佐伯市観光協会の橋本正惠副会長は「参加店が一丸となって盛り上げてくれた。いろんな方々の応援があって今この時があると思っている」と話した。

◆当選者２９人に伊勢えび１キロ相当−海道札アンケート回答者対象

　報告後には、イベント期間中の海道札アンケート回答者を対象にしたプレゼント抽選会が行われ、参加店舗の投票ボックスから各１枚のアンケートはがきを選出し、２９人の当選者を決定した。当選者には伊勢えび１キロ相当が贈られる。