「黄金比率は相手７、自分３」

本紙掲載日：2021-12-22

6面

パックンマックン、会話のこつ伝授－日之影中

　日之影町立日之影中学校（中窪順一校長、８０人）で２日、お笑いコンビ「パックンマックン」による講演会が行われた。同町教育委員会が未来づくり推進事業の一環で招いた。

　パックンマックンはアメリカ出身のパックン（５１）と群馬県出身のマックン（４８）でつくるお笑いコンビ。日本だけでなくアメリカで英語による漫才も成功させるなど活躍している。

　演題は「パックンマックンの笑劇的国際コミュニケーション力」。人と上手にコミュニケーションを取るこつや英語を話す上での心構えなどを、ユーモアを交えながら伝えた。

　２人は「しゃべり上手になるこつは、聞き上手になること」と説明。生徒らと一つの情報に対して五つの質問を考えるというゲームをしながら「相手が７、自分が３の割合で話すのが黄金比率」「質問につまずいた時は、英語の『５Ｗ１Ｈ（Ｗｈｙ、Ｗｈｅｎ、Ｗｈｅｒｅ、Ｗｈａｔ、Ｗｈｏ、Ｈｏｗ）』を思い浮かべるといい」―などと話した。

　また、英語に関する質問を出しながら外国人との英語でのコミュニケーションについても助言。「みんな英語を話せている。日本人は英語というと完璧主義になってしまうが、英会話は、間違えても伝わればいいので挑戦、話してほしい」「それぞれの国の価値観があるので、それに合わせてとにかく会話を楽しんでほしい」とエールを送った。

　生徒たちはメモを取ったり笑ったりしながら、２人のテンポの良いやりとりを楽しそうに聞いていた。２年の寺尾拓海さん（１４）は「人を引き付ける話し方でとても楽しかった」と話した。