優良従業員１２人を表彰

商工業発展に貢献・社員が輝く！先進企業

◆天領うどん本店を認定

　日向市商工業合同表彰・認定式が１６日、同市上町の日向商工会館であった。主催は市、日向商工会議所、東郷町商工会。長年にわたり業務に精励し、市内の商工業発展に貢献している優良従業員１２人を表彰。併せて、「社員が輝く！先進企業」の認定式もあり、第６号の認定企業として天領うどん本店（新生町、田崎澄社長）に認定証を交付した。

　式では、主催者を代表して十屋幸平市長があいさつ。優良従業員に対し、「これからも高い志を持って自己研さんに努め、それぞれの職場で卓越した知識や技術、経験を生かしてほしい」。また、認定企業に向け、「先進的な取り組みが認定を契機に各所へ発信され、他の事業所の模範となることに期待したい」と話した。

　日向市議会の黒木高広議長は「今回の受賞を契機として、なお一層の精進をしていただき、本市の産業振興や経済発展に尽力してほしい」と祝辞を述べた。

　優良従業員表彰の受賞者を代表し、八興運輸に２２年間勤務する堀吉将貴さんは「身に余る光栄で心からうれしく思う。事業主や諸先輩、同僚からの温かい指導や、家族の支えがあったからこそと深く感謝している。受賞を機に、気持ちを新たにしてなお一層精進していきたい」と謝辞を述べた。

◆ワークライフバランス重視の職場づくり−天領うどん本店

　市の「社員が輝く！先進企業」は、男女共同参画、ワークライフバランスの推進など従業員が働きやすい職場環境づくりに取り組んでいる企業を認定する制度。自主的な労働条件の向上と業務改善への取り組みを促進する目的で、２０１６年に創設された。

　天領うどん本店は、積極的な女性の採用で男女ともに活躍できる環境づくり、社員の育児休業制度の利用促進を図るなど、男女共同参画、ワークライフバランスを重視した勤務環境の整備を進める。加えて、地域ボランティア活動、市内の小中高校の職場体験の受け入れ、アプリを活用した社内コミュニケーションの活性化など独自の取り組みなどが評価された。

　認定証を受け取った田崎社長は「栄えある認定を励みとしながら、それぞれの地域でお客さまに喜んでもらえるお店づくりに精進していきたい」と抱負を述べた。

優良従業員は次の通り（かっこ内は事業所名、勤続年数）。

黒木孝志（大忠、１０年）窪田英樹（坂本開発、１６年）児玉智子（日向第一ホテル、２２年）辻英昭（アップス、１８年）堀吉将貴（八興運輸、２２年）金丸秀一（同、２０年）山本寛（内山建設、２５年）柏田康一（日向運輸、２１年）壱岐貴臣（同、１６年）中村ユミ（日向測量、２７年）後藤さおり（藤屋印刷、１９年）松本琢朗（サンケイ、２０年）