親子で稲刈り体験
本紙掲載日：2021-11-08
8面
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ＪＡ延岡あぐりスクール
農業と食について親子で体験しながら学ぶＪＡ延岡（楠田富雄組合長）主催の「あぐりスクール」がこのほど、延岡市大門町の田んぼであり、市内から参加した１０家族２４人が稲刈りに汗を流した。コロナ禍でこれまで３回のスケジュールが中止となっており、６月の田植え以来、２回目の開催となった。
約９アールの田んぼを提供し、校長も務める川原博之副組合長が「皆さんが植えた小さな苗がこんなに大きくなった。コロナ禍で制限もあったが、田植えと稲刈りができるのは良かった。きょうは一日楽しんで」とあいさつ。続けて、中村ゆき菜さんと吉田有希さん（ともに恒富小４）のリードで、元気に声を合わせ「あぐりスクール五つのお約束」を唱和した。
田んぼに入る前には、川原副組合長やＪＡ職員が「鎌を持ってふざけない」「稲穂をつかむ手は必ず親指を上に」など手刈りのポイントを説明。また、稲刈りから脱穀、精米など米が食卓に届くまでの過程についても話した。
稲穂が黄金色に実った田んぼに入ると、一列に並んで稲刈りを開始。小さい子どもは保護者の手を借りながら慎重に、こつをつかんだ高学年の子どもは手際良く刈り進めていった。
今年で４回目の参加という�眈詢ε佑気鵝聞栄拆�４）は「新米のおにぎりを用意してもらえるので、収穫の日は楽しい。頑張って刈ったので引く腕が筋肉痛になりそう」と笑顔で振り返った。
大型の稲刈り機が残った部分を刈り取る様子や脱穀の様子を見学した後は、お待ちかね新米の試食タイム。川原副組合長が丹精した「にじのきらめき」を提供し、炊き立ての新米を使ったおにぎりを、秋晴れの下でおいしそうに頬張っていた。