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ファミマ諸塚店がオープン

本紙掲載日:2021-10-30
2面
諸塚村の中心部、国道327号沿いにオープンしたファミリーマート諸塚店

「村」への出店、宮崎・鹿児島で初

 諸塚村の中心地に28日、村唯一となるコンビニ「ファミリーマート諸塚店」がオープンした。「地域の人の暮らしを支えたい」と地元の建設会社が出店。午前5時〜午後10時の営業だが、過疎化が進む中山間地域に新たな明かりをともす。

◆「暮らし支えたい」地元の建設業者が誘致

 出店したのは、地元の建設会社「興洋開発」(中本英紀社長)。この店舗では以前、別の経営者がコンビニ「アイショップ」を開いていたが、今年3月に閉店していた。

 中本社長(46)は1年前、「アイショップが閉店を考えている」という話を耳にした。「これは大変なことになる。生活が不便になるだけでなく、また一つ明かりが消えてしまえば、さらに地域から人は出て行き、店もつぶれていく。負の連鎖が続いていくのではないか」。そんな危機感から、新たなコンビニの誘致に取り組むことを決めた。

 応じたのは宮崎、鹿児島両県のファミリーマートを管轄する南九州ファミリーマート(本社・鹿児島市、飯塚隆社長)。

 この日、オープンセレモニーに出席した飯塚社長(60)は「通常の出店基準にはそぐわない立地条件だったが、実際に足を運んだ時、ここにコンビニがあれば確かに地域の人たちの利便性は向上すると感じた。『地域のために』という中本社長の熱意にも背中を押され、利益は低くても出店すべきと判断した」と経緯を語った。行政単位の「村」への出店は、両県のファミリーマートで初という。

 店内は、通常のファミリーマートと比べるとやや狭いが、「その分、レイアウトや品ぞろえを何度も練り直し、機能性を高めた」と飯塚社長。地域性を踏まえ、軍手などの農作業用品も充実させた。また、ATM(現金自動預払機)も年内に設置される予定という。

 「買い物だけでなく、公共料金の支払いなどにも利用してもらいたい。既存のスーパーや郵便局などの機能を補完する形で、地域の皆さんに『あって良かった』と思っていただけるコンビニになれば」と期待を込めた。

 買い物に訪れた中田令子さん(62)=同村家代=は「自動車整備工場を営んでいるが、村にまた一つ明かりが増えたことが、同じ商工業者としてとてもうれしい。地域が活気付くと思う」。

 隣の椎葉村から車で20分かけて訪れた男性(41)は「これまで日向市内のコンビニまで車で1時間かかっていた。子どもの部活動の送迎で朝早く自宅を出ることがあるが、この辺りには開いている店がなく不便だった。オープンはとてもありがたい」と話した。

 現在、店舗2階を活用したコミュニティースペースや宿泊スペースの整備も進められており、中本社長は「地域の人の暮らしを支え続けることのできる、活性化の拠点となるコンビニを目指したい」と意気込んでいる。

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