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ココカラSDGs−第7回「アートとスポーツのチカラ×SDGs」(上)

本紙掲載日:2021-10-27
8面

▽人は頑張っている人の姿に感動する−中村さん、
▽多様性と調和の広がり感じた東京オリパラ―加納さん

 今注目のSDGs(エスディージーズ)をテーマに、地域や地球の未来を共に考えるFMのべおかの番組「ココカラSDGs」の第7回「アートとスポーツのチカラ×SDGs」が、21日に放送された。内容を一部抜粋し、2回に分けて紹介する。

 アドバイザーはSDGsコミュニケーターの難波裕扶子さん(49)=シンク・オブ・アザーズ代表、日向市亀崎西=。ゲストは旭化成延岡支社延岡総務部総務・広報グループ課長の中村行成さん(49)と、キグルミビズ=新富町=代表の加納ひろみさん(61)。なお、収録は18日に行われた。

−−秋にちなみ、第7回のテーマは「アートとスポーツのチカラ×SDGs」です。

〈難波〉アートとスポーツ、そしてSDGsは一見するとつながっていないように感じますが、実はとても関係性が深いのです。27日は、それぞれの分野で私がずっと話を聞いてみたかったお二人をゲストにお招きしています。まずは加納さん、自己紹介をお願いします。

〈加納〉キグルミビズはその名前の通り、着ぐるみを製作している会社です。新富町に小さな小さな工場があり、働いているのは全員女性です。現在、国内だけでなく海外からも注文をいただき、大きな企業とも取引させていただいているチャレンジングな職場で、みんなわくわくしながら働いています。

−−27日はスタジオにもう一人、ゲストに来てもらっています。延岡市の「のぼりざるフェスタ」マスコットキャラクター、のぼるくんです。皆さん、なぜだか分かりますか。

〈難波〉のぼるくんも、このキグルミビズで生まれたそうですね。

〈加納〉そうです。ずいぶん前のことになりますが、製作させていただきました。いつも新富町から応援しています。27日は久しぶりに会えてうれしいです。

−−続いて中村さん、自己紹介をお願いします。

〈中村〉まずは旭化成について紹介させてもらいます。旭化成は延岡市を発祥地とする総合化学メーカーです。1922年に創業し、来年2022年に100周年、100歳を迎えます。
マテリアル、住宅、ヘルスケアの3領域で事業を展開し、世界20カ国以上に生産、販売、研究開発の拠点を配置してグローバル市場で幅広いニーズに対応できる体制を整えています。その中で、ここ延岡市は旭化成グループ最大の生産拠点です。
また、旭化成が古くから力を入れているのが企業スポーツです。その歴史は1946年に文化・スポーツ・福利厚生の「旭陽会」が発足したことに始まります。同年に陸上競技部、48年には柔道部が誕生しました。
現在では、オリンピック代表選手などのトップ28日リートを頂点に、各種スポーツ愛好者が底辺を成すピラミッドが形成されています。旭化成のオリンピック代表選手は56年のメルボルンオリンピックに始まり、これまでさまざまな競技の選手を送り出しています。

−−中村さんもそのお一人です。96年のアトランタオリンピック柔道男子65キログラム級で銀メダルを獲得されています。

〈難波〉素晴らしいですね。そんな中村さんにお聞きしたいことがあります。今回の東京オリンピック・パラリンピックで、どんなことを感じられましたか。

〈中村〉コロナ禍の開催ということで、いろいろなご意見があったと思いますが、27日はシドニーとアトランタのオリンピックに出場した経験を踏まえ、選手側の立場でお話しさせていただきたいと思います。
選手たちにとって、このオリンピックは夢であり最大の目標で、自分がやってきたことを表現できる最高の舞台です。通常であれば出場できる機会は4年に1度ですが、今回の東京オリンピック・パラリンピックは1年延期されましたので5年を要しています。この本番にコンディションのピークを合わせる努力は、選手たちにとって並大抵のことではなかったと思います。
そういった意味でも選手たちのオリンピック・パラリンピックに懸ける思い、それまでの努力を考えた時、私が一番感じたことは、開催されて良かったなという安堵(あんど)の気持ちでした。テレビなどを通して選手たちのパフォーマンスや活躍には本当に率直に感動させられました。人はスポーツに限らず、すごく頑張っている人の姿に感動しますよね。

−−加納さんにお聞きします。キグルミビズの前身は造形美術の製作会社だったそうですが、アートの面から今回の東京オリンピック・パラリンピックをどうお感じになりましたか。

〈加納〉オリンピック・パラリンピックといえば、スポーツ選手に光が当たる舞台だと思いますが、開会式や閉会式などを見ていると、すごくエンターテインメントの要素もあって、総合的に考えると、オリンピック・パラリンピックはスポーツに関わる人だけのものではなくて、世界中の人たちにとっての、ある意味お祭りのような、選手の皆さんを応援することによって楽しむことのできる舞台だと感じました。
また、LGBTQ(性的少数者)や難民選手団の出場も増えていますよね。応援する側の私たちにも多様性と調和の意識が生まれてきている今、その広がりが感じられて、うれしい気持ちになりました。
先日ある人から聞いたのですが、人と人が共感するには視覚と聴覚だけでなく、においを感じる嗅覚や、誰かの体温や場の熱気を感じる触覚が必要なのだそうです。残念だった点を挙げるとすれば、無観客だったということもあり、それが今回の東京オリンピック・パラリンピックには少なかったことが寂しかったですね。

〈中村〉出場した選手たちにとっても無観客という、これまでに経験したことのない雰囲気の中で、特別なオリンピック・パラリンピックになったのではないでしょうか。

〈難波〉それがなかったから大事さに気付けたのかもしれませんね。

〈加納〉本当は27日、私はオンラインで出演させていただく予定だったのですが、延岡に来ることができました。皆さんと同じ空間にいることで共感の温度が上がっている気がします。

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