九州・沖縄ブロック−オンラインで大会

スペシャルオリンピックス−日向で県北地区開会式

　知的障害のある人たちによるスポーツ競技会「スペシャルオリンピックス日本（ＳＯＮ）九州・沖縄ブロックオンライン大会」の県北地区開会式が１０日、日向市の日向岬グリーンパークであった。主催は同大会実行委員会。ＳＯＮ・宮崎主管。

　スペシャルオリンピックスは、知的障害のある人たちが日常的なスポーツを通じて社会の中で成長し、自立することを支援する国際的な組織。九州ブロック大会は毎年、各県持ち回りで開催している。昨年度は本県での開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大により中止に。今年度はコロナ禍であっても開催できるようオンライン大会とした。

　大会は競泳、サッカー（個人）、卓球（同）、陸上、ボウリング（同）、バスケット（同）、ゴルフ（同）の７競技に九州各地から５７６人が参加。各競技種目の記録をそれぞれの活動場所で取り、集計された記録を元に表彰を行う。開会式、閉会式、表彰式用の動画はオンラインで共有する。

　県北地区の開会式では、開会セレモニー用とＳＯＮの有森裕子理事長のあいさつ動画をスクリーンで上映。選手紹介もあり、参加した１１人は、名前を呼ばれると元気よく返事をした。

　土居広実実行委員長は「初めてのオンラインでうまくいかないこともあるかと思うが、ぜひ楽しんでほしい」。ＳＯＮ・宮崎の柏田公和会長は「一人ひとりが力を十分に出して記録に挑んでほしい」と選手を激励した。

　大会には県北から６競技に２６人が参加。サッカーと競泳はすでに終了、そのほかは各選手が普段活動する会場で実施する。