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歴史と文化を堪能

本紙掲載日:2021-10-12
6面
ガイドから美々津の歴史を聞く参加者(日向市歴史民俗資料館で)

「日向日向散歩」バスツアー

 国文祭・芸文祭みやざき2020分野別フェスティバル事業「日向日向散歩(ひゅうがひなたさんぽ)」が3日、日向市内であった。「牧水を育んだ日向路を旅する」をサブテーマにしたバスツアーで、市内外から15人が参加した。

 東郷町坪谷の若山牧水記念文学館をはじめ、牧水の歌に詠まれているゆかりの地(歌碑、生家など)をバスで巡りながら、歌ができた当時のエピソードなどを紹介した。

 日向神話の舞台で神武天皇のお船出の地と伝わる美々津のまち歩きでは、市歴史観光ボランティアガイド「平兵衛さんの会」の会員が参加者を案内した。

 1855年に建てられた廻船(かいせん)問屋「河内屋」を復元した市歴史民俗資料館では、廻船問屋が千石船を使って東郷や東臼杵で仕入れた産物を大阪に売りに行っていたこと、明治時代は延岡市などを含む「美々津県」があったことなどを伝えた。

 参加者は、道の駅とうごうや米の山展望所、クルスの海展望所など市内8カ所を回り、日向の歴史と文化に触れた。

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