東海小、西階中−県北から２校が出場

マーチングコンテスト九州大会へ意気込み

　「第３９回九州小学生バンドフェスティバル」と「第３９回九州マーチングコンテスト」が９日、大分県別府市の別府国際コンベンションセンターで開かれる。

　９月２３日に行われた県予選で小学生は２校、九州マーチングの中学校の部は４校、同高校以上の部は１校が県代表に決まった。このうち県北からは、延岡市の東海小と西階中が出場する。本番を前に両校の意気込みを聞いた。


◆少人数でもしっかりと、合言葉を胸に１４人で臨む−東海小

　東海小学校吹奏楽部（山本由美子顧問、山下明里部長、１４人）は、先輩から引き継がれてきた合言葉「目配り、気配り、心配り」を胸に、２〜６年生の１４人で九州大会に臨む。

　新型コロナウイルスの影響で練習が制限された時もあったが、放課後や土日を使って地道に練習。５、６年生が中心となって下級生を指導し、部を引っ張ってきた。

　曲目は「スペイン嬉遊曲」と「闘牛士のマンボ」。「人数が少ない分、一人一人が音をしっかりと出して、自分だけでなく周りのことも考えて演奏したい」と山下部長（６年）。副部長の三樹柚菜さん（同）は「私自身、九州大会は初めてなので、心を一つにして楽しく演奏したい」と話す。


◆目指せ全国大会、基礎練習で完成度向上−西階中

　西階中学校吹奏楽部（矢野翔太顧問、輝彩也香部長、２８人）は、マーチングの基礎練習を重ね、一つ一つの動きの完成度を高めてきた。放課後は音楽室で基礎的な動きを、土日は音楽室ではできない大きな動きを体育館で練習。部員同士の仲が良く、気持ちを一つにして取り組んでいる。

　曲目は「ＰｒｏｌｏｇｕｅＯｎｅ」。「中学生最後のマーチングになるので、全国大会に行きたい。結果がどうであれ、後悔のない演奏にしたい」と輝部長（３年）。

　マーチングリーダーの清田みなみさん（同）は「コロナ禍で練習ができない中、いろんな方が応援してくれた。本番では、演奏や動きで感謝の気持ちを伝えたい」と話す。