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絆プロジェクト・ヒマワリが開花

本紙掲載日:2021-09-11
1面
開花した「ひまわり絆プロジェクト」のヒマワリと片野坂巡査長(8日、日向署)

交通事故防止への願い−日向警察署

 日向警察署(垂水一洋署長)で今年も元気いっぱいのヒマワリが咲いた。3年前から参加している「ひまわり絆プロジェクト」のヒマワリで、命の大切さと交通事故防止の願いが込められている。

 同プロジェクトは、2011年に京都府で交通事故により亡くなった東陽大ちゃん=当時(4)=が生前育てていたヒマワリの種を両親が育て、事故を担当した京都府警に託したのが始まり。現在は、交通事故防止を訴えるイベントとして全国の警察署や小中学校に広がっている。

 日向署では、3年前から同プロジェクトに参加。今年は、交通課交通捜査係の片野坂彩音巡査長が主体となって育てた。5月末に28個の種を受け、水やりや虫取り、成長に合わせて添え木を施した。

 「台風など荒天の影響でしっかり育ってくれるか心配だった」と片野坂巡査長。28本中14本がすくすくと育ち、今月6日に花を咲かせた。現在、2輪が開花し、残す12本も順調に育っている。

 片野坂巡査長の仕事は、事故現場の分析、当事者への呼び掛けなど。「当事者には、交通事故の重さ、いかに車が危険な乗り物であるかを伝え、事故防止を呼び掛けている。ぜひ、来署の際は、このヒマワリを見て、少しでも交通安全の意識を持ってもらえたらいい」と話した。

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