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工作にいかが

本紙掲載日:2021-08-18
6面
職員が夏休みの子どもたちに楽しんでほしいと用意した「工作おたのしみ袋」。工作の例とアイデア本も展示

〃端っこ〃集めたおたのしみ袋−延岡市立図書館

 夏休み中の子どもたちに少しでも楽しい時間を過ごしてもらおうと、延岡市立図書館(工藤靖治館長)は17日から、「工作おたのしみ袋」の配布を始めた。普段は処分される本の帯や色画用紙の切れ端、梱包(こんぽう)材などを詰め合わせたもので、同館が進めるSDGs(持続可能な開発目標)の活動も兼ねる。

 コロナ禍で、今年の夏休みも多くのイベントが中止になっている。「何か家でできる楽しいことはないか」と考える中で、他県の図書館での取り組みを知り、「端っこも子どもたちにとっては大切な宝物になるのではないか」と参考にしたという。

 おたのしみ袋は先週から、急ピッチで準備。本の帯から切り取ったかわいらしいイラストや模様、館内の展示で使った色画用紙の切れ端、シール、梱包材、レシートの芯などを詰め合わせた。

 児童コーナーに設けた配布場所には、実際に職員が、袋に入っている物と家にある物を組み合わせて作った作品も展示。「夏休みの工作に役立ててもらえれば」と、アイデアが詰まった本も一緒に展示しており、借りることができる。

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