新型コロナ、県内２３人

延岡市、高千穂町各１人−１０日

　県と宮崎市は１０日、県内で新たに２３人（県３５０７〜３５２９例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。保健所管内別では、宮崎市が１４人、日向、延岡、高千穂が１人ずつ。県内の累計感染者は３５２９人になった。

　居住地別では宮崎市１３人、都城市３人、三股町２人、延岡市、西都市、高千穂町が各１人。東京都１人、大阪府１人。男性１４人、女性９人。

　年代別は１０歳未満２人、１０代３人、２０代５人、３０代３人、４０代６人、５０代４人。６０代以上はいなかった。

　延岡市の４０代女性は既発表の感染者の家族で、高千穂町の４０代男性は同僚という。

　日向保健所管内で確認された大阪府の２０代女性はＰＣＲ検査陰性を確認して帰省していた。９日に発表された同市の感染者とは知人で接触があったという。

　都城市と三股町の４人は、クラスターが発生した同市のスポーツ施設の利用者。同施設では利用者ら約６００人の検査を終え、関連の感染者は２０人になった。

　県内２３人のうち、１４人は感染者の家族や同僚などの接触歴があった。保健所の検査による判明は１６人でクラスター関連が４人。医療機関で感染が判明した７人のうち４人は県外由来の疑いで、１人は感染経路を調べている。
県によると、９日時点の県内の入院は５１人でうち重症者が１人。入院のうち日向入郷は８人、延岡西臼杵は７人。

　宿泊・施設等療養中は１１０人でうち２９人は延岡市の宿泊施設に入っている。自宅療養中は１０２人。入院・療養調整中は３１人になっている。

　県感染症対策室は「６日ぶりに３０人を下回ったが、休日で医療機関の検査が少なかったことも要因。引き続き最大限の注意が必要な状況に変わりはない」としている。


◆宮崎市で新たなクラスター

　宮崎市は１１日、同市内で新たな新型コロナウイルスの感染者集団（クラスター）１例が確認されたと発表した。同市３７例目。詳細は１１日午後、発表する。


◆１１日、４０人以上−対策本部会議開催へ

　県は１１日午前、県内の新たな新型コロナウイルス感染者は４０人以上になる見込みと発表した。確定値は午後に発表する。

　県は１１日午後５時から医療・行政関係者らが出席する対策協議会、幹部職員が出席する対策本部会議を開き、今後の対応を決定。その後、河野知事が会見を開く。