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土々呂の流れ灌頂

本紙掲載日:2021-08-06
3面

初盆の灯籠流しのみ−延岡・16日

 延岡市の土々呂慰霊講(吉永清会長)は、16日に土々呂漁港で予定されていた伝統行事「土々呂流れ灌頂(かんじょう)」の全体行事を中止することを決めた。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のためで、昨年に続いて2回目。今年は初盆家の参列を認め、極楽寺の柳田泰宏住職や世話人が中心となって午後6時から法要、灯籠流しのみ行う。宗教、宗派を超えて地域の先祖、初盆家のみ霊を供養し、灯籠を流す。

 土々呂流れ灌頂は大正時代、地元極楽寺の11世・柳田秀明住職がまちおこしとして発案。毎年8月16日の夜、灯籠を海に浮かべ、先祖や初盆の霊を慰める。2018年には100周年を迎えた。

 問い合わせは極楽寺(電話延岡37・0265)。

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