ごみ問題、４Ｒ学ぶ
本紙掲載日：2021-08-06
8面
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延岡市クリーンセンターによる環境学習出前講座がこのほど、市立一ケ岡小学校（木村淳子校長、２３１人）であり、４年生４３人が世界で深刻化するごみの問題について学んだ。ごみの分別を地域の人に徹底してもらうため、同センターが取り組む事業の一環。社会科の授業でごみ問題を扱う小学４年生を対象に、市内複数の学校で行っている。
この日は同センター職員の安藤江理子さんが、海洋プラステックごみ問題について説明。世界中で年間８００万トンのプラスチックごみが海に流れていることを紹介し、ポイ捨てをしないことや分別の大切さを呼び掛けた。流れ着いたプラスチックごみで埋め尽くされた海岸や、鼻の穴にストローが刺さったウミガメの写真を見た児童たちからは「うわー！」「かわいそう」などの声が上がった。
その後、児童たちは、ごみを減らすための合言葉、�．螢侫紂璽此覆瓦澆砲覆詈�を断る）�▲螢妊紂璽后覆瓦澆鮟个気覆ぁ豊�リユース（繰り返し使う）�ぅ螢汽ぅ�ル（再利用する）−の４Ｒについて学習。ペットボトルや食品トレイ、雑誌などが描かれた絵を実際に分別し、全員で答え合わせをしながら正しいごみの出し方を学んでいた。
山下煌綺さん（１０）は「ぬいぐるみが燃やすごみに入っていて悲しかった。今日の内容を親にも教えて分別を頑張りたい」と話した。
同講座は２０１９年度から始まり３年目。今年度は今回を含め６校（計２９９人）で実施しており、今後は児童館などでも行う予定。
安藤さんは「家でも４Ｒを思い出して、ごみの分別を心掛けてみてください。皆さんが資源を大切にしてくれたら、海洋プラスチック問題も解決すると思います」と児童たちへ語り掛けていた。