新型コロナ、県内・３日３３人

日之影町１人、初確認

◆延岡市３人、日向市、高千穂町でも

　県と宮崎市は３日、県内で新たに３３人（県３２６１〜３２９３例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。宮崎市１４人、県北は延岡市３人、日向市、日之影町、高千穂町で各１人。日之影町では初の感染確認となった。県内の累計感染者は３２９３人となった。

　県感染症対策室によると、日之影町３０代男性と高千穂町の２０代男性は同僚でいずれも仕事で熊本県を訪れていたという。

　延岡市の１０歳未満の女性と男性はそれぞれ、これまでの感染者の家族。男性は一度検査を受けて陰性だったが症状があり、検査を受け陽性が確認された。

　日向市の４０代女性、延岡市の５０代男性は医療機関を受診して感染が判明した。高鍋町の１０代男性は学生５人の感染が確認されている西都児湯圏域の教育研修施設の学生で、このクラスターの感染者は６人になった。

◆県内６圏域で確認

　宮崎市と県北以外の市町村では日南市３人、都城市、川南町、高鍋町が各２人。都城保健所管内では東京都在住の２０代男性の感染が分かった。

　県内の１２市町と小林・えびの・西諸県圏域を除く県内７圏域のうち６圏域と広範囲で確認された。

◆３３人のうち１７人は医療機関受診で判明

　３日発表の３３人のうち６０、７０歳代は３人、３０人は５０歳代以下。感染経路が現時点で分からない医療機関を受診しての判明が１７人だった。

　県が発表した感染者のうち、１０人はこれまでの感染者の家族、同僚、知人など。９人は感染経路を調査中で、日南市の３人は家族という。

◆宮崎市１４人、経路不明が４人

　宮崎市発表の１４人のうち、６人はこれまでの感染者の家族、同僚。４人は感染経路を調査中で、５人は福岡県への訪問歴や、愛知、佐賀県、東京都からの来訪者と接触歴など県外との接点があったという。

◆２日時点、入院２４人

　県によると、２日時点の入院は２４人、重症者はゼロになった。入院のうち延岡西臼杵圏域と日向入郷圏域は２人ずつ。宿泊・施設等療養中は４４人で、うち５人が延岡市の宿泊施設で自宅療養は３８人。入院・療養調整中は３７人となっている。

◆変異株Ｌ４５２Ｒ疑いは延べ５０人

　県は２日に、新たな変異株「Ｌ４５２Ｒ」疑いで３８件を検査。３１件が陽性で、陰性が５件、判定不能が２件。県内の「Ｌ４５２Ｒ」疑い感染者は延べ５０人になった。

◆４日、３０人未満

　県は４日午前、県内の新たな新型コロナウイルス感染者は３０人未満になる
見込みと発表した。県は４日午後３時３０分から、県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、確定値と今後の方針を発表する。