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行縢町に新工場−松長鐵工

本紙掲載日:2021-07-24
8面

安全、快適な作業環境を整備−延岡

 精密機械部品の製造・加工、アーク溶射・加工を手掛ける「松長鐵工」(松長今朝男社長)の新工場がこのほど、延岡市行縢町に完成、稼働を始めた。

 新工場は鉄骨平屋建てで、延べ床面積616平方メートル。新たな機械の導入スペースを確保し、高性能な測定器を備えた検査室を増設。安全・快適な作業環境で、より高難度、高品質、高精度な製品づくりに取り組む。

 同社は1979年4月、松長社長(72)が同市岡元町で創業し、2013年2月に法人化。昨年11月に県の立地企業(増設)の認定を受けた。新工場建設には延岡信用金庫、日本政策金融公庫が協力。計画、融資、補助金の活用など親身になって相談に乗ってもらったという。

◆創業時からこだわる高品質

 松長社長は諸塚村出身。中学を卒業後、愛知県に就職。19歳で帰郷し、延岡市内の鉄工所で働きながら技術に磨きを掛けた。30歳で独立、中古の汎用(はんよう)旋盤1台を相棒にスタートした。「営業から製作、納品まで1人でこなした。早朝から深夜まで身を粉にして働いた」と懐かしむ。

 「自社の設備で加工できる製品は外注しない」が、創業当時からのこだわり。〃松長品質〃と呼ばれる信頼につながっており、「工場内の失敗は失敗ではない。作り直せばいい」と社員の挑戦を後押し。「全員が未経験者。異業種からの転職が多い」といい、「本人のやる気次第。問題の解決に至るプロセスを大事にして、自信につなげてほしい」と社員教育にも力を注ぐ。

 社長の長女で経理・業務担当の松葉真由美さん(50)と協力して鉄工所のイメージチェンジにも努める。若い人がやりたくなる業種にしたいと、工場内は明るい照明、床などを取り入れた開放的な空間にし、防音設備にも力を入れた。事務所、休憩所もこだわり、スタイリッシュなデザインに。社員の評判も良いという。

◆コロナ禍も業績上向き

 コロナ禍でも今年に入り、「徐々に業績は上向いている」と松長社長。ホームページ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の活用が奏功し、ネット環境の強化で県外からの受注が増加した。真由美さんも「ホームページを見たお客さまからの注文が増えている」と話す。

 さらに、昨年12月から女性社員のアイデアを取り入れた、鉄と木材を使ったインテリア雑貨を製作。東京の大手雑貨店でも展示されるなど注目を集める。SDGs(持続可能な開発目標)にも取り組み、自家消費用の太陽光発電を工場に設置。地域貢献として災害時などに非常用電源を提供するという。

 今後の目標は、安定した仕事の確保という松長社長は「生涯現役、気持ちだけは若い人に負けない」。「製品は年々複雑化している。さまざまな情報、技術を取り入れて、柔軟に対応していきたい」と抱負を語った。

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