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リクエストに応え11曲

本紙掲載日:2021-07-13
7面
桜ケ丘B地区集会所で行われた出張コンサート

延フィル、桜ケ丘で出張コンサート

 延岡フィルハーモニー管弦楽団(延フィル、北林鉄平代表)は3日、延岡市桜ケ丘の桜ケ丘B地区集会所で、出張ミニコンサートを開いた。コンサートマスターの黒木佑基さんら団員5人が出演し、楽器の歴史や特徴の解説を交えながら演奏。アンコール曲を加えた11曲を、桜ケ丘2区ふれあいサロン「笑輪会」のメンバー46人が楽しんだ。

 同サロンの椿安夫さん(75)が、みんなに生演奏を聴かせたいと延フィルに依頼した。

 プログラムは、リクエスト曲を中心に構成。バイオリンとピアノによる「情熱大陸」で幕開きし、オーボエとピアノで復興支援チャリティーソング「花は咲く」、クラリネットとピアノで「カノン」、フルートとバイオリン、ピアノの三重奏で「ふるさと」と続いた。最後にアンコール曲として木管三重奏による「365日の紙飛行機」で締めくくった。同サロンのメンバーは歌詞を口ずさんだり、鼻歌で合わせたりして優雅なひとときを楽しんだ。

 鑑賞した川原ひろ子さん(92)は「どれも思い出のある曲ばかりで、とても感動した」と笑顔で話した。

 団員の加藤智大さん(29)=フルート=は「口ずさみながら楽しんで聴いてくれて良かった。リクエスト曲を事前にもらって、演奏を期待してくれたことやコロナ禍で演奏の機会が少ない今、呼んでくれたこともうれしかった」と話した。

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